【39】 ページ39
ゆさゆさと体を揺すられる感覚に意識が上に上がる感覚に陥る
「ここは……？」
「良かった！目が覚めた！」
まだハッキリとしない頭で今の状況を考える
目を覚ますと俺の周りに乱や一期、長谷部達といったそうそうたる顔ぶれが俺を見ていた
俺が目覚めたことを知り短刀達は全力で抱き着いてきた、
というか、どういう事なんだ……？
一期たちと雑談をして飲み物を取りに行ったら、髭切に首を絞められて……
「髭切……！あいつ、髭切はどこだ！？」
髭切が何故あんなにも俺を消したかったのか、何故そんなにも膝丸を探しているのか、何があったのか、聞きたいことが沢山あった
「髭切ならまた出陣に行ってしまったぞ」
みんなが黙りとしていた中、沈黙を打ち破るかのように鶴丸が話を続ける
「君が今知りたいと思っている事を教えてやろう
そう、この本丸には髭切、膝丸の兄弟刀がいたのさ
当時髭切が隊長をしていた部隊も充分な手入れもされず、無理に出陣させられていて何本もの刀が折れてきた
そんなある時無理な出陣をさせられている髭切達を見た膝丸は審神者に手入れをするように申し入れたのさ
当然審神者は激怒し、膝丸を瀕死状態にまで痛めつけたがそれでも怒りは収まらず、その矛先は髭切にも向いた
膝丸を折られたくなければ黙って出陣をし、敵を倒し資材を持ち帰り続けろ とな、
膝丸を人質にされ髭切はその命令に従いずっと出陣を続けている
仲間が折れ、たった一人になった今もな」
鶴丸の話が本当ならば、髭切があんなに狂ってしまったのにも頷ける
目の前で何人もの仲間が折れていく姿を見ながらひたすらに戦い続けても、弟には会えない
あの髭切はまるで、以前の一期と似た空気をまとっていた、それは神気の穢れ…
あのままではいつか堕ちてしまう、早く髭切を助けなければ、でも、どうしたら…
「…、審神者は髭切がどんなに頑張っても膝丸と会わせるつもりはなかった
ただ必死に戦う髭切を嘲笑っていたのさ
ついには、審神者は勢い余って膝丸を壊してしまった
俺達は髭切に何度伝えても信じるどころか聞く耳を持たなかった
もう、あいつは止まらない 止まれないんだ
悪いことは言わない、あれはもう刀解をするしかない あれがこれ以上周りに危害を出す前に…
君だって気づいているだろう？あれの神気がもう穢れてしまっていることに」
何故、何故そんなこと言うんだよ
そんなのあんまりだ、ただ髭切は弟に会いたいだけなのに
何でなんだよ……
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
