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この本丸で生活していくうちに分かって来た事がある
記録されている刀剣の本数と本丸にいる刀剣の本数が合わない事と、単独で出陣をしている奴がいるという事だ
つまり、この本丸に何人の刀剣男士がいるのか分からない！
でも、俺はここの皆と仲良くしたいとおもい、数少ない仲のいい彼等にも聞いてみたが、彼等ですら本丸にいる刀剣の人数を把握出来ていないと来た
俺がこの本丸の皆と仲良く出来る日は来るのか？
そんなネガティブな事を考えながら政府へ出さなければいけない報告書を作成している
今は夜中の1時、もう本丸のみんなは眠っている頃だろう
-ギシ ギシ-
廊下から誰かの足音が聞こえてきた
誰か厠へ行くために起きたのか、もしかすると例の出陣をしている奴かもしれない
-ギシ ギシ ギシ-
どんどん近付いてくるにつれて大きなる足音と同じように俺の心臓の音も大きくなっていく
まるで背中に氷を入れられたかのように背筋が凍りついた
-ギシ-
足音は俺の部屋の前で止まった
障子の向こうに誰かがいる気配が伝わってくる、ペンを握る手が震え、汗をかいている
「だ、誰かそこにいるのか？」
震える声で障子の向こうにいる誰かに声を掛ける
「すまない、今いいか？」
すると障子の向こうにいる誰かが俺の返事を待たずに障子を開いた
そこには薄い緑の髪の毛が右目をおおうような髪型をした細身の青年がいた
彼は部屋の中へ入ると俺の目の前に正座をした
「俺は源氏の重宝、膝丸だ
アンタが今の主なんだろう？」
膝丸と名乗る青年はまっすぐと俺を見てきた
確か、タブレットに膝丸という刀剣がいると記録があった
「夜分遅くにすまなかったな、もう少し早く挨拶をしようと思ったのだがなかなか出来なくてな」
「い、いや気にすんな、膝丸、その、お前は俺が主って事に不満がないのか……？」
すまないと頭を下げた膝丸にどうしたらいいのか分からなかったが、話していて悪そうな奴にも見えなかった
そしてこんな風に前向きに俺を主と捉えてくれることに嬉しくて、変な事を口走ってしまった
「俺はアンタが主になること対して不満などない
確かにこの本丸では色んなことがありすぎた、それにより心を閉ざした奴等も居るだろうが深く考えることはないだろう」
この本丸に来てこんなに優しく声を掛けてもらったのが初めてで照れくささを感じる
チラリと膝丸の方を見ると優しそな笑みを浮かべていた
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
