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この本丸へ来て初めて時の政府から通達が届いた
内容はいい加減出陣しろとのことだ
確かに一期一振達の立つべき場所は戦場なのかもしれないが、つい先日まで心身共にボロボロだった奴等を、はい そうですかと戦場へ出せるほど俺も腐ってはいない
だが歴史改変主義者達もこっちの事情で歴史改変をお休みしてくれるわけでもない
俺以外にも審神者はいるが数はそんなに多くないから少しでも戦力を増やしたいのが政府の考えなのだろう
｢だが、俺は素直に言うことは聞かないからな！｣
政府からの手紙をグシャッと握り潰し思わず立ち上がってしまった
部屋には最近懐いてきた一期一振と近侍の山姥切国広がいた
山姥切国広は俺がいきなり叫び出したのに驚いているようだが一期一振は何食わぬ顔で茶をすする
｢お、おい アイツは大丈夫なのか、？｣
｢あぁ、主殿が可笑しいのは前からのようなのでお気になさらず｣
おい、まんばお前俺の頭の心配をしてんのか、失礼な奴め
というか一期も最近俺に対して対応が冷たい気がするぞー……？
｢それで？主殿 その文にはどのような用件が書いておられたのですかな？｣
｢あー、お前達を一刻も早く戦場へ出せとの御用達だ｣
二人の視線に負けて素直に手紙の内容を話す
多分2人は嫌がるだろうな、仲間が何人も消えていった戦場にまた行くなんて
俺だってまだみんなを戦わせたくない、出来ることならこのままずっと戦わせたくない……
｢それに対して何を迷っている？｣
｢は？｣
返ってきた答えは俺の想像とは違ったものだった
二人の顔は、何を言ってるんだと言わんばかりだ
｢俺達は刀、戦うための道具だ
それが戦場に出るの事は当たり前の事であり、あんたがそれを躊躇することはない｣
山姥切は真っ直ぐと俺を見つめる
まるで俺の目を通して俺の心の中を見透かしているようだ……
｢で、でもまだ皆傷が癒えてないのにいきなり戦うなんて……｣
｢主殿は本当にお優しい方ですな
確かに主殿の言うようにまだ戦場へ行くのに恐怖を感じてる者もおりますでしょうが、あなたのおかげで皆の傷も癒されつつある
それに私達もそんなに弱くはないのです
ですから、主殿 そんなに深く考えんでください｣
一期のふんわりとしたロイヤルスマイルと、説得力のある言葉に突き動かされた
結局、戦場へ行くのはもう少し時間を掛けてからという意見で落ち着いた
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
