【13】 ページ13
鶴丸の鶴の一声あって、取り敢えず手入れをさせてもらえるようになった
手始めに重傷の奴から始める事にした
「「…………」」
手入れ部屋の中は終始無言で、俺の作業をする音だけだ聞こえる
体育座りをしながら、ジーーっと俺を見つめている加州清光と何かしたら首を飛ばすと言わんばかりに俺を睨みつける大和守安定……
俺の憧れである新選組の沖田総司の愛刀であった二振りと話をしたいと思うが、やめておこう
「…、ねえ 黙ってないでなにか話してよ 退屈だよ」
加州は退屈そうにしながら訴えてきた
大和守は相変わらずガンをつけてくる……
「俺の話なんかしてもつまらないだろ それよりか、俺はお前達二人の話を聞きたい」
「僕達の話？ 何？あのクソな男にされた仕打ちの話？」
見下してんなよ！！と激怒する大和守にそうじゃないときっぱりと告げる なんでそうなるんだ、
カルシウム足りてないのか……？
「俺が聞きたいのは審神者の話じゃなくて、新選組の話を聞きたいんだ」
「……なんで？」
「何でって、俺 新選組にすっげぇ憧れててさ
今日の平和を守る為に戦ってたんだろ？ すっげぇカッコイイじゃんかよ！
それに、あの沖田総司が使っていた二振りをこの手で触れるなんて夢にも思わなかったぞ！」
「お前、沖田君のこと知ってるのか、？」
大和守と加州は目を大きく見開き、俺を見据える
俺は自分の知っている新選組、沖田総司についての知識を熱く語った
俺が剣道を習うようになったのも新選組が理由だったから
「それにしても、大和守安定、加州清光は噂通りキレイな刀だ」
「俺が、キレイ……？」
加州は唇を震わせながら、目に涙を溜める
泣く理由がよくわからないが、この二振りがどれだけ沖田総司に愛されていたのか伝わるほどキレイだ
「あぁ、二人はとってもキレイだ！流石は沖田総司の愛刀だな」
「そんなの、初めて言われた、俺、愛されてたの……？」
ポロポロと涙を流す加州に近寄ると、大和守が加州を守ろうと構える
そんな二人の頭を優しく撫でた
「おき、た、くん……」
今までの辛い事が一気に溢れでたかのように加州が大声をあげ泣く中に、大和守の掠れた声が聞こえた
俺は二人が落ち着くまで撫で続けた
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
