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34話 ページ35

キ「なるほど

それで…」

『うぅん あの時は そこまで…





でもその映画が大ヒットして私は女優になった後



また別の映画で親子役としてシャロンと共演が決まった



その時シャロンったら変なの』クスクス


キ「あら どうして?」

『初めて会った訳でもないのに

度肝を抜かれた様な表情をして言ったのよ






「まさか…貴女…が……」ってね




それからシャロンは私の元へよく訪れるようになった

施設を出てひとり暮らしをする時も凄く世話を焼いてくれたの…シャロンは私のママみないな存在ね』


キ「そう 彼女は貴女にとってとても大切な人なのね」


『えぇ もちろん

今でももうこの世には居ないなんておもえない…』


視界がぼやけ溢れ出す涙を止められなかった


キ「ごめんなさいね

悲しい思い出を語らせてしまって」


『うぅん…シャロンとの思い出で悲しかった事なんて一度もない…


ただシャロン…彼女が居ないことがつらい…』


キ「…そうね

さぁ 今日は戻りましょ?

ゆっくり休んだほうがいいわ」


『うん…

何だかキールってお姉ちゃんみたい』


キ「そうかしら?

まぁ貴女みたいな妹なら悪くないわね クスッ」









キ「もしもし







えぇ









彼女とベルモットの情報が掴めたわ」
























あれから誰も訪れる事はなく暇な生活は続いた…





そろそろ仕事復帰したいな…









コンコン









『はい』





バ「…どうも

随分と時間を弄んでいる様ですね


宜しければ僕のお相手をして頂けませんか?」




久しぶりのその声に

あの時の記憶が蘇り震え上がった





『ッ…!!!』


バ「どうぞ コーヒーです

ここ 失礼しますね」


私の座っていた椅子の傍にある机にコーヒーを置くと

ベットに腰かけた




バ「貴女はいつみても美しいですね

その髪だって見事な黒髪で麗しい…」



『……は…?』



あまりにも唐突な言葉に驚き顔を上げた



『えぇ…どうも…』


バ「…怯えてるんですか?僕に」


『…いいえ!警戒してるんです!』


バ「ベルモットと貴女の関係は調べましたから

もうあんな手荒なマネはしませんよ

ですのでご安心を」




『…で何しに来たんです?

理由によっては力ずくで追い出します!』


バ「そんな事できるんですか?」


馬鹿にしたように笑う彼を睨み

拳銃をしまった引き出しを1度確認して


『えぇ』


と強気に返した

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芹奈(プロフ) - こんにちは、7話なのですが、世良ちゃんは「真澄」ではなく「真純」です。修正お願いいたします。 (2021年6月25日 20時) (レス) id: 6feba31318 (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - コメント失礼します!!夢主ちゃんが私と同じ苗字でびっくりしましたwこれからも頑張ってください (2021年6月23日 14時) (レス) id: 6a10e782a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2020年6月5日 18時

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