女優とFBIと公安と

33話 ページ34

『コレ とっても美味しいです！』

キ｢そう お気に召して良かったわ

ところで随分とベルモットと親しい様だけど…

どういう関係なの？｣

『べ、ベルモットとは…
シャロンのお葬式の時に出会ったんです
シャロンには娘がいるとは聞いててもちろん女優として活躍してたんでクリスの事は知ってましたが出会ったのは1年前…』

キ｢………………そう

シャロンとはいつから？｣

『5歳の時___







あの日シスターを訪ねてきた男の人が居た



身だしなみに無頓着でボソボソ話す姿が印象的だった



その彼が後日訪ねてきた客人によって



彼が映画脚本家だったと知った



客人曰く今作品の舞台が孤児院だったそうで



理想の雰囲気だったここを見つけ出し



わざわざ訪れた次第だという



シ｢ところで 貴方は？｣

客｢おぉ シスター…

名乗りもせずに長々と失礼

こういうものです｣


シ｢ジョージ・ロセフ…映画監督

まぁ！お会いできて光栄ですわ｣


監｢コレはどうも


シスター折り入って御相談が…｣









彼との出会いが私の運命を大きく変えることになった









撮影準備の為に何度もジョージは孤児院を訪れていた

そんなある日



監｢ちょっと！シスター

あの彼女は…？｣




昔から運動神経の良かった私は孤児院でもずば抜けていた



そんな私が彼の目に止まったようだ






シ｢彼女…Aの事ですか？Aが何か？｣


監｢あぁ そうだ彼女！

素晴らしい 私の求めていた人財だ

是非紹介してくれないか！彼女を映画に出そう｣








流れるように話は進み







ここで彼女









シャ｢あら

貴女が監督が一目惚れしたって噂の子ね

随分可愛いじゃない｣









シャロン・ヴィンヤードと知り合った

34話→←32話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す