食べないでください８ ページ10
『ユウ！！！！』
あの後ダッシュでモストロラウンジから逃げて訪れた場所は監督生ことユウがいるおんぼろ寮だった。ノックもなしでいきなり現れた私に怒ることもなく(グリムは怒ってた)話を聞いてくれている。
『ユウ〜〜〜！！！君だけが私の癒しだよぉ〜〜！！！！』
グ「ふなぁぁぁぁぁ！！！いきなり叫ぶのはやめるんだぞ！！
監「はいはい。今度は何があったの？」
ソファーにだらしなく座る私を咎めることもなく向かい側の席のユウに愚痴を溢す。グリムはユウの膝の上で丸まって舟をこいでいる。いいなぁ…ユウの膝羨ましい…
『フロイド先輩がね…また私のこと食べてきたの…なんで？？なんで私だけ？？？』
監「やっぱり愛情表現的なモノなんじゃないの？ほら、猫とか甘噛みしてくるじゃん？」
グリムを見ながらユウはそう答える。見ているのを察知したのか寝言で猫じゃないんだぞォ〜と呟く、ユウはそれを見て笑いをこらえているが肩が震えている。ほんとグリムのこと好きだなぁ〜
『過激すぎる！！私もっと普通の愛情向けられたい！！！』
監「…思ったんだけどさAって、フロイド先輩のこと好きなの？」
『ほぁ？…なんで？？』
一瞬何を言われたのか分からなくなった上に変な声まで出た。
私が？先輩を？好き？？何で？？
監「だってここまでされたら普通の人は嫌がったり拒絶したりするじゃん？なのに毎回笑って許してるし、それにAの方から絡みに行ってるし…私さ、一回フロイド先輩に捕まってるA見たことあるけどフロイド先輩すっごい幸せそうな顔してたよ？」
『確かに…そうだけど……てか見てたんなら助けてよ！！！』
親友からの援護射撃のおかげで今日の出来事を思い出して顔が発火するのではなかと思えるくらい真っ赤になっているだろう。
監「あぁ…そうなの。全く気がない訳じゃないんだ」
私の顔を見て確信したようで悪そうに笑うユウ、クソ…なんて悪い顔をしてるんだ！！大分こっちに馴染んできたんだね…良いことなのか悪いことなのかわかんないけど良かったね！！
『確かに嫌いじゃないよ…好き…かはわかんないけど…でも先輩みたいな人が彼氏だったらいいなぁ…とは…思わなくはない…』
あまりにも恥ずかしくなってソファーのクッションで顔を隠しながらぎこちなくも打ち明ける私にユウはにこにこしながら笑っているのだろう。うぅ…悔しい…こうなったらユウの思い人でも探してやろうか…
食べないでください９→←作者より読者様へ【必読ではありません】
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ウバザメ - 最初から楽しいが連続してる・・・！最高です。楽しい！更新楽しみにしています！ (2022年3月31日 22時) (
レス) id: 8fc76d1beb (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛かった……！ 更新楽しみにしています。 (2021年9月20日 19時) (レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのもっけ - とても面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年11月14日 1時) (レス) id: 73b959674c (このIDを非表示/違反報告)
栖 - 初めまして。貴方様は文才の神ですか？最高すぎます......。夢主ちゃん可愛すぎません？母性がぁ....ってなってます(?)これからも更新頑張ってください！ (2020年10月25日 3時) (レス) id: 8d0d2487b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怱 | 作成日時：2020年8月26日 1時
