食べないでください7 ページ8
勿論威力は抑えているが暫くは動くのも難しいだろう
少々罪悪感があったので物陰でサラシを直して動けるまで先輩の傍で体育座りで待機する
『ユニーク魔法の効果で海の者にはよく効くようになってるみたいで…暫くその痺れはとれませんからね…先輩、これに懲りたら悪戯はやめてくださいね』
フ「俺には魔法使うなっていったくせに自分は使うんだ〜」
『状況が違いますからね!』
眉間をしわくちゃにさせた先輩がうげぇ〜と言いながら唸っている。ふふ優越感でついつい口元がゆるゆるになってしまう。その間もずっと唸っている先輩の頬をぷにぷにとつっついたり先輩の醜態をマジカメに投稿したりした。
フ「…気ィすんだぁ〜?」
『えぇ!大満足です!!…それと僕の性別に関しては秘密ですよ?』
フ「…俺の気分しだい〜」
まぁでも私が先輩の機嫌を損なわなければいいだけか…できるかなぁ…なんて考えているといつの間にか先輩はよっこいしょと立ち上がっていた。
『あ、そういえば先輩確か今日シフト入ってませんでした?』
フ「あぁ〜…まぁ大丈夫でしょ」
『寮長今頃顔真っ赤にして怒ってますよ…僕来月のシフト表取りに行くので一緒に行きましょうか』
フ「えぇ〜俺今日やる気ないんだけどぉ〜」
私が立ち上がろうとすると手を差し伸べてくれる先輩。好意に甘えて引き上げてもらう。
『監督不行き届きで僕が怒られるんですよ…ほら、うだうだ言ってないで行きましょう』
うぇ〜と唸る先輩を引きずって数分かかって図書室を後にする。よかった…想像以上に道順覚えててよかった…しかしなぜか私に引っ張てもらうことがお気に召したのかフロイド先輩はご機嫌で恋人繋ぎで大人しくモストロラウンジまで来ることができた。
『寮長〜!!フロイド先輩連れて来ました〜』
VIPルームの扉をノックして返事を待たずに入る
ア「…フロイドを連れてきてもらってありがとうございます。しかし何度も言いますけどせめて返事は待ちなさい!!」
『へーい、以後気を付けますよ〜』
折角シフトの件を妥協して連れてきてあげたのになんだあの態度は!とむすっとしているとフロイド先輩がいつの間にかシフト表を持って来てくれていたようだ。おぉ!!さすが先輩!!
フ「じゃあね、気を付けて帰りなよ小魚ちゃん」
シフト表を取りに近くに来ていた私の頬にキスをしてばいばいと手を振る先輩
私は言うまでもなく顔を真っ赤にしてダッシュでモストロラウンジを後にした
作者より読者様へ【必読ではありません】→←食べないでください6
467人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウバザメ - 最初から楽しいが連続してる・・・!最高です。楽しい!更新楽しみにしています! (2022年3月31日 22時) (レス) id: 8fc76d1beb (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛かった……! 更新楽しみにしています。 (2021年9月20日 19時) (レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのもっけ - とても面白かったです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月14日 1時) (レス) id: 73b959674c (このIDを非表示/違反報告)
栖 - 初めまして。貴方様は文才の神ですか?最高すぎます......。夢主ちゃん可愛すぎません?母性がぁ....ってなってます(?)これからも更新頑張ってください! (2020年10月25日 3時) (レス) id: 8d0d2487b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:怱 | 作成日時:2020年8月26日 1時