食べないでください22 ページ24
3人ではしゃいでいると担任の先生が朝のHRのために入ってきた。私は服装のことを注意されたが視線逸らしの魔法で私から視線を逸らし先生の視界に私が入らないようにして説教を回避する
エ「え、なにその魔法」
『視線逸らしの魔法、私のお母さんの家の魔導書にあったの。視線を逸らすだけで音は聞こえてるから小声ね』
先生の話を適当に聞き流して窓の外を見る。あ〜、まじで数日後のフェアが億劫だな〜とかそう言えば小テスト近かったな〜とか適当に考え事をしていたらHRが終わったようで皆が席を立って合同授業の準備を始める。私はクラスから出てA組に突撃してユウを迎えに行く。急いで学園長から指定されている更衣室にユウを送り届け自分は魔法でジャックの運動着と自身の運動着に着替える。数分してユウが着替えて出てくる。
監「ごめん待った?」
『全然!早く行こう!!最高の景色見せてあげる』
監「うーん…ちょっと怖くなってきたわ」
『なんで!?!』
なんてふざけながら外に出てグラウンドへ通じる通路を歩いているとふと、校舎の渡り廊下に目をやる。そこには昨日一夜を共にした先輩の片割れが目に入る。
片割れことジェイド先輩は寮長と共に何かを話しているようだ。恐らくだがいつもの悪だくみだろう。ほら見ろ、寮長が高笑いを始め、ジェイド先輩は人様に見せられないような笑顔を浮かべている。
監「…校舎の方見てどうしたの?」
『いや、どこぞの誰かの処刑が確定したみたいでかわいそうだなって』
監「???」
頭に?を量産させているユウの背中を押して集合場所に集まる。
エーデュースが遅いぞ〜とこちらに向かって集まる。いつものメンバーの完成だ。エースは朝からバルガスの授業はマジでだるいと項垂れており、デュースはそんなエースに文句を言っており、グリムとユウはそんな二人を宥め私は呑気に空を眺める。
『うーん…フリーダム』
今日も世界は平和なのだなと思いながら黄昏ていると、喧しい存在感を放ちながらバルガス先生が現れる。今日も朝から元気ですね、私たちの方が若いのに先生の方が若々しい気がします…
授業が始まり、先生は2人組を作れとのことだったのでユウとグリムと私というスリーピースになった。まずは3人で運動前の柔軟、お次に使用する箒の点検が終わるとやっと飛行が始まる。今日は高度でのバランス感覚を覚えるための授業らしい。
正直に言って飛行術はオクタ寮生の公開処刑の場だろう。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←食べないでください21
467人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウバザメ - 最初から楽しいが連続してる・・・!最高です。楽しい!更新楽しみにしています! (2022年3月31日 22時) (レス) id: 8fc76d1beb (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛かった……! 更新楽しみにしています。 (2021年9月20日 19時) (レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのもっけ - とても面白かったです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月14日 1時) (レス) id: 73b959674c (このIDを非表示/違反報告)
栖 - 初めまして。貴方様は文才の神ですか?最高すぎます......。夢主ちゃん可愛すぎません?母性がぁ....ってなってます(?)これからも更新頑張ってください! (2020年10月25日 3時) (レス) id: 8d0d2487b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:怱 | 作成日時:2020年8月26日 1時