食べないでください21 ページ23
ジャ「いや…なんというか…あぁもう！ちょっと耳かせ！！」
少し迷っていた彼が意を決したようで私の肩を引いて耳打ちをする。何故か顔が赤い彼に違和感を覚えながら耳を傾ける
ジャ「お前…の…首…キスマーク着いてんだよ…ちゃんと隠せ…」
『…………………』
ジャ「…………………」
双方の間に数秒の沈黙が走る。私は急いでカバンから手鏡を取り出して首筋を確かめる。確かにそこには肌の色とは違ったあかい痕…
まぁ思い当たる節なんてものは1人しかいない訳で…
『見なかった事には…』
ジャ「無理だな…」
赤面の私は急いで絆創膏を貼って第3ボタンまで開けていたカッターシャツのボタンを全てとめて応急処置をする。
も、もしかして監督生達にもバレてたんじゃ…と顔を青くするがそもそも気づいてたらエースは絶対に面白がって聞いてくるだろうしデュースは態度に出る、ユウはこっそり教えてくれるだろうから3人は気づいていないだろう。
『まだ被害は最小限…な筈…てか、1限目合同飛行術じゃん！！！僕上着着ないから持ってきてない！！ジャック貸してぇ〜』
目をうるうるさせてあざとくジャックに泣きつく。まぁ別に借りれなくても認識阻害とコンシーラーでどうにか出来るけど朝からそんなに疲れることをしたくないというのが本音だ。べ、別に魔法を使うのがめんどくさいとかじゃないんだからね！！
ジャ「まぁ、別にいいけどよ…でかいと思うぞ？」
『いいの！？ありがとう！！てか初めて他寮の服着るかも！！ちょっと憧れあったんだ！！』
やったぜ〜とはしゃいでいるとジャックが運動着を持ってきてくれたらしく、それを受け取る。試しに制服の上から上着を羽織ってみるがやはり大きい…袖がとても余っている。なんとか捲ろうと袖と格闘していると後ろから白い絹のような肌の手が伸びてきて私の袖を捲ってくれる
『わっ！ってエペルか！！おはよ！！今日も愛らしいね姫林檎？』
エ「おはよう…朝からルークサンの真似やめて…似てきてるのがなんかヤダ」
『あはは！ごめんごめん』
ムスッとした顔もかわいい彼を眺めてルーク先輩の雑なモノマネをしている間に袖を捲り終えたのか私の前の席に座る。
『エペル、ジャック！どう？似合ってる？』
ジャ「あー…お前のイメージカラーが明るい色って感じじゃないから違和感がすごい…」
エ「自分のところの寮の色じゃないとこれじゃない感が拭いきれない」
『忌憚ないご意見だな…』
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ウバザメ - 最初から楽しいが連続してる・・・！最高です。楽しい！更新楽しみにしています！ (2022年3月31日 22時) (
レス) id: 8fc76d1beb (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛かった……！ 更新楽しみにしています。 (2021年9月20日 19時) (レス) id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのもっけ - とても面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年11月14日 1時) (レス) id: 73b959674c (このIDを非表示/違反報告)
栖 - 初めまして。貴方様は文才の神ですか？最高すぎます......。夢主ちゃん可愛すぎません？母性がぁ....ってなってます(?)これからも更新頑張ってください！ (2020年10月25日 3時) (レス) id: 8d0d2487b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怱 | 作成日時：2020年8月26日 1時
