女子探検物語 ~絶望と悲しみに溢れている廃病院~

33、生死を分ける仮眠室 ページ33

〜星文廃病院、仮眠室〜

奈「暑くない？この部屋」

心「確かにね」

彩「何か少しずつ暑さが増してくるよね」

優「沙緒ちゃんは大丈夫？」

妹「大丈夫だよ！私元気だもん！」

沙「ははは……」

奈「やばい。さっきより暑くなってる」

彩「汗が……」

心「暑い…………」

優「あ！あそこに火が！」

奈「逃げよ！」

彩「だめ…無理。」

心「煙が…」

妹「お姉ちゃん……大丈夫？」

沙「うん」

奈「早く出よ！」

妹「お姉ちゃん！出よ！」

沙「うん！」

１番最初に沙良と沙緒が仮眠室から出た。

優「私先行きます！！」

２番目に優愛が出た。

心「奈月！先行くね！」

次に心美が出た。

奈「彩乃！大丈夫？」

彩乃は煙を吸ってしまって苦しんでいた。

奈「行こう！」

彩乃はうなずいた。そして、仮眠室から出た。

奈「彩乃！煙吸っちゃった？」

彩「え？私、煙とか吸ってないけど？」

心「嘘言わないで！！」

彩「いや、私ずっと廊下で待っていたんですけど」

優「…………えーー！？」

奈「変なの」

心「ま、いっか。彩乃が無事ならね。次はどこ行く？」

優「あの……私お守り落としちゃった」

奈「それはマズいね。よし。探そう」

不思議な火事にあった。しかも彩乃は火事を見ていないという。一体何なんだろうか。

第34話へ続く

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