女子探検物語 ~絶望と悲しみに溢れている廃病院~ (ページ22)

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22、悔しさが残る談話室ページ22

〜星文廃病院、談話室〜

奈「普通の談話室だね」

心「そうだね。」

彩「疲れた。」

優「じゃあ此処で休憩しようよ！」

沙「それ賛成です」

6人は談話室の席に座った。

妹「でも何となく感じるよ。」

沙「私もです」

奈「普通そうで普通じゃないって感じ？」

彩「そんな感じだね。」

心「あ！あの雑誌！」

優「あの雑誌がどうしたの？」

心「あの雑誌ね、私が5歳くらいの時に読んでいた雑誌なの！」

優「へー、心美は小さい時から雑誌読んでいるんだね。」

心「うん！」

妹「うぇーーーーーーん！」

沙「沙緒！？急にどうしたの！？」

心「私何か言った！？」

妹「えーーん！えーーん！」

沙「沙緒！！」

妹「どうして貴方が病気になっちゃったのー、えーーん！」

沙「霊だ……、お祓いしないと……」

奈「ど、どうしたの？」

沙良はバッグから御札を出しながら言った

沙「この霊は、此処で夫から病気を宣告され、悔しくて屋上から飛び降りた妻の霊です。」

彩「それに、取り憑かれたの？」

沙「そうです！！」

妹「えーーん！もうやだよー！」

沙「あった！御札！お祓いしますね」

沙良はブツブツ何かを言って最後は、沙緒の肩を叩いた

妹「はぁはぁ……、お姉ちゃん何があったの？」

沙「霊に取り憑かれていたんだよ」

妹「ありがとう、お姉ちゃん。みんなにも迷惑かけてごめんなさい」

奈「全然平気よ！次どこ行く？」

心「機械制御室行きたい！」

奈「じゃあそこへ行こう！」

突然、沙緒は霊に取り憑かれた。嫌な事が始まっている。そんな事を沙良は思っていたのである…

第23話へ続く