女子探検物語 ~絶望と悲しみに溢れている廃病院~

14、見えてしまう検査室 ページ14

〜星文廃病院、第一検査室〜

心「此処は第一検査室って事は、他にも検査室はあるの？」
　
奈「うん。確か第五検査室まであったっけ」

優「そんなにあるんだね」

彩「此処はどんな検査してたん？」

奈「レントゲンする部屋だよ〜」

沙「…………………………」

彩「この機械がレントゲン？前に私がやったレントゲンの機械とちょっと違う」

優「それ、10年くらい前に出来たものじゃないの？此処にこの機械が来たのは、2005年って書いてあるでしょ、今が2017年だから……」

心「12年此処にいるってことね！」

彩「だから違うんだね！機械の構造が！」

優「うん」

奈「沙良ちゃんどしたの？さっきから元気ないじゃん？」

沙「この部屋に来たときから、見えているんです…………」

彩「な、何が見えているの？」

沙「女の子の霊です。多分、この霊は、この病院に入院し、検査する前に……ってなって此処にいるんだと……」

心「検査する前って……じゃああの子は、原因不明で……」

沙「はい。此処はレントゲンする部屋ですけど、実質は別の部屋で検査するつもりだったんでしょう。」

奈「私達がいるから此処に来てるって事ね。で、いましたその女の子はどこに？」

沙「あの……右見てください」

そこには女の子がいた。

？「早く検査して…お願い……検査………………………」

奈「消えちゃった。」

沙「しょうがないですよ。霊なのでそのうち消えます。」

彩「とりあえず此処から出よう」

〜星文廃病院、第一検査室前〜

優「次どこ行くの？」

心「お風呂はどう？」

奈「じゃあ次お風呂行こう」

検査室でも見てしまった…次々と霊が現れるこの病院、一体何のせいか…………

第15話ヘ続く

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