女子探検物語 ~絶望と悲しみに溢れている廃病院~ (ページ12)

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12、院長先生の部屋ページ12

〜星文廃病院、院長室〜

優「失礼しま〜す」

心「意外とキレイだね。」

奈「うん。彩乃、また変に感じたら、言うんだよ？」

彩「うん。となりに沙良ちゃんがいるから平気」

沙「感じたら言います」

心「わぁ！何これ！面白そう」

優「何なに……、うーんと、電話帳？っておい！コレの何処が面白いんだよ！」

奈「電話、一応あるよ。」

彩「電話かけてみれば？誰がかける？」

奈「彩乃は何がおきるか分かんないからやめた方が良いね。まぁ私はあの人がかければ良いと思う」

沙「私は奈月ちゃんと同感です」

優＆彩「私も！」

奈「じゃ!決定で！心美！宜しく！」

心「はいはい。じゃあまずこれかける！」

奈「受付ね。」

心「…………………………」

彩「出ない？」

心「うん」

沙「それが普通ですけどね」

心「じゃあ次は、ナースステーション(小児科)で！」

優「うん。」

心「………………」
　
奈「やっぱ出ない？」

心「うん。」

彩「これ、ラス1で良いと思う」

心「ラス1は、副院長先生の携帯で！」

沙「でも確か、此処の副院長先生も、屋上のフェンスから飛び降りしたとか言ってました」
　
心「まぁ良いよ、かけます！」

プルルルルル、プルルルルル

？「もしもし？副院長の◯◯です。院長先生何かありましたか？」

心「あ…、いえ…」

？「もしも～し？大丈夫ですか？じゃあ今からそっち向かいますね。」

ガチャッ

心「みんな早く出て！」

沙「大変です！副院長先生と思われる霊がどんどんこっちによっています！」

奈「逃げろーーーー！」

〜星文廃病院、内科ナースステーション前〜

奈「みんな平気？」

優「平気!次どこ行く？」

彩「じゃあ、トイレ！」

奈「じゃあ次は、トイレね。」

心「うん」沙「はい」

あの副院長先生の電話は一体何なんだろう。それは、沙良がこの病院の全てを知っていた。

第13話ヘ続く