11、魔の屋上 ページ11
〜星文廃病院、屋上〜
沙「此処の屋上、どうやら飛び降りる人が何人かいたらしいです。」
奈「自分から行くの?」
沙「いや。気づいたら飛び降りてたって感じです。」
優「っていうか、屋上来たとはいえ、何もないね。」
彩「確かに!雑草しか生えてないよ。」
心「草痛ーい」
奈「どーする?戻る?」
彩「戻るって、どこに?」
優「さっきのエレベーターホールでしょ?」
奈「うん。」
沙「戻りますか?」
心「怖いよ〜」
奈「じゃあ戻る……ん?彩乃ー、どこ行くのー?」
彩「………………」
優「彩乃?出口はそっちじゃないよ。そっちは、フェンスだよ。」
彩乃はずっと黙っていた。
心「きっと景色が見たいのよ。今日快晴だし。それに彩乃は景色が好きだもん。」
優「彩乃!ねぇ!彩乃!返事して!」
奈「彩乃!いい加減にして!みんな心配してんの!何したいかくらい言って!」
沙「…………ま、まさか……」
心「あーやーの!聞いてんの?」
沙「皆さん!今すぐ彩乃ちゃんを止めて!あの子、霊にとりつかれて、フェンスから飛び降りようとしています!」
みんなは、すぐに彩乃を止めた。
彩「離せー!」
奈「どう考えても、これは彩乃の口調ではない!」
彩「離せーーーーーーー!」
彩乃は腕を振った。
心「絶対離さん!」
優「沙良ちゃん!これでどうすれば良いの?」
沙「そのままフェンスから距離を離してください!」
4人はどんどん距離を離して、屋上のベンチに座らせた。
奈「沙良ちゃん、これでどうすれば良いの?」
沙「まだ霊はとりついています。このまま取り押さえてください」
優「いつ霊は彩乃の体から出ていくの?」
奈「沙良ちゃん除霊しちゃいな!」
沙「は、はい」
沙良は除霊を始めた。そして、最後は彩乃の肩をポンポンと叩き、除霊は終わった。
沙「終わりました」
優「ありがとう!」
彩乃がベンチからゆっくり倒れた
奈「彩乃!?」
心「倒れたよ!?」
沙「大丈夫です。ちょっと気を失っただけです。5分くらいで、起きます。」
〜5分後〜
彩「う、うぅ……。み、みんな……」
奈「彩乃?平気?」
彩「大丈夫だよ。でも何で……」
沙「霊にとりつかれていたんです。」
彩「そんな事が……ごめん。迷惑かけて」
優「大丈夫!でも、続ける?」
彩「お願い!続けて!」
奈「良いよ!続けよ!次院長先生の部屋で良い?」
心「うん!」
奈「よし!そうしよ!」
彩乃が霊にとりつかれたのは、何だったんだろうか…
第12話ヘ続く
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ゆっころ - 本当に見てくださった皆様、ありがとうございます! (2017年9月17日 7時) (レス) id: 58bcc6e178 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっころ - ミルクknさん» 50話までです! (2017年9月11日 15時) (レス) id: 58bcc6e178 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクkn - この作品は何話までやる予定ですか? (2017年9月11日 15時) (レス) id: 7f4343ccf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっころ - 質問締め切ります! (2017年8月29日 20時) (レス) id: 58bcc6e178 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっころ - 皆様のおかげで1500hit!ありがとうございます! (2017年8月27日 19時) (レス) id: 58bcc6e178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっころ | 作者ホームページ:http://aIKtu&souselove
作成日時:2017年8月2日 16時