殺して ８ そらるside ページ9
華 「王子の一人にね？
「華音は、前にAにいじめられていた」
って、言ったから♡」
『…は？』
華 「王子様もすぅーぐ信じちゃって♡これでお前に構う王子様は居ないわ」
『私…あなたをいじめてなんか…っ』
華 「だからいいんじゃない」
『？』
華 「私は王子様達に守られる、お前は王子様達に嫌われる！最高だと思わない？」
『そんなの…！』
華 「とにかくお前は私に従えばいいの。ゴミの分際で私に仕えられるんだから
感謝しなさいよね」
A…こんなことを言われてたのか…？
華 「さぁて、王子様達に可愛がってもらお♡」
『まっ…』
おそらく、待ってと言おうとしていたのだろう、だけど、もう華音はいなかった。
『…なんで、あなたにそんなことを言われなくちゃいけないの…』
そ 「……」
『誰でも良いから、殺してよ…』
そんなことを…
そ 「…A？」
驚いたのか、ビクッとしてこちらを見る。
『え、えっと…』
あ、名前、言ってなかったっけ？
そ 「名前、言ってなかったよね、俺は彼方。
知ってる？」
『まぁ…』
そ 「さっき、誰かと話してたみたいだけど…」
そういうと、Aは驚いたように言う。
『もしかして、聞いてた…？』
本当は聞いていたけど、本人のためにも聞いていないと言った方が
いいんだろうな…
そ 「ううん、なに、聞かれちゃまずい話？」
からかい気味に。
『ほっ、別にそんなことないです…』
すごい安心した顔してる…
そ 「俺らこれから帰るんだけど、一緒に帰らない？」
『えっ、だっ、だめっ！』
そ 「なんで？」
『前に、いじめられるって言ったじゃないですか…』
そ 「そうだね、でも大丈夫。俺らが守ってあげるから」
『…そんなの嘘』
そ 「え…？」
『あっ…ご、ごめんなさい！』
そ 「え」
Aは、走って何処かへ行ってしまった…
そ 「…やっぱり、Aがいじめてたなんて嘘」
あんなこと言われてて、いじめてたわけないじゃん。
そ 「逆に、あっちがいじめてる感じ…」
Aのそばにいれば、なにかわかるかな…
そ 「…帰らないと」
________
ま 「そらるさーん！遅いですよー！」
そ 「あー、ごめんごめん」
う 「俺お腹すいたー」
さ 「俺も！」
そ 「わかったから…」
それから俺らはコンビニに向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 814人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どうぶつ(プロフ) - やばい!!!泣けた!!! (2018年8月3日 23時) (
レス) id: 07d0afdaa9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - とても良かったです！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 紅蓮さん» 返信がものすごく遅れてしまって、本当にごめんなさい！ありがとうございます！ (2018年7月4日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 一話から見てて面白いです。頑張ってください！ (2018年6月8日 17時) (レス) id: fa1bbbe3ca (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 映月さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません！ありがとうございます！！ (2018年5月11日 23時) (レス) id: df76df93db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：織姫 | 作成日時：2018年3月5日 19時
