殺して 4 ページ5
『詳しくって…私これくらいしか知らないんですけど…』
嘘、本当は知ってる
いじめられるだけじゃない、友達も居なくなって、言うことをきかないとまたいじめられる
なんて、理不尽なんだろうか…
そ 「ふぅん…」
王子に疑いの目で見られる
やだ、そんな目で見ないで…
? 「お前がやったんだ!」
『ちっ、違う!』
「気持ち悪い!消えろよ!」
『えっ…』
「近寄らないで!」
『そんな、私は違うのに…』
ま 「大丈夫?」
『はっ!』
しまった、あの時のことを…
う 「なんか、顔色悪いけど…」
さ 「どうした?気分悪い?」
『ち、違います、大丈夫です!』
そう言って、王子の手を振りほどく
ま 「あっ!」
そして、お弁当を持って走った
さ 「ちょっ!」
走って、走って…
屋上に着いた
『はぁっはぁっ…』
王子の前で、あの時のことを思い出しちゃうなんて…
? 「悪役になってくれてありがと♡これから…
頑張ってね?」
くすくすと笑う彼女は、とても不気味で、恐ろしかった
なんで、あんなのことになっちゃったのかな
___________
まふまふside
ま 「早く!追いますよ!」
そ 「ちょ、まっ…」
そらるさんたちを連れて、走って行く彼女を追う
あの時の彼女は、少し、いや、ものすごく顔色が悪かった
心配になって声をかけたけど、すごく、怯えているような…
僕は息切れをしながら彼女を追った
_______
ま 「着いたっ…!」
やっとの思いで着いた屋上
そこには、倒れている彼女の姿があった
う 「えっ」
さ 「大丈夫か!?」
嘘…なんで、倒れてるの?
やっぱりあの時何か…
僕たちは、軽すぎる彼女を保健室まで運んだ
そ 「あの、大丈夫なんですか?」
保 「ええ、大丈夫よ、少しすれば起きると思うわ」
ま 「よかった…」
う 「そろそろ俺ら戻らないとだぞ」
さ 「俺ここにいるー」
そ 「お前はサボりたいだけだろ」
さ 「あ、バレた?」
ま 「ほら、早く行くよ。じゃあ、お願いします」
保 「はーい。」
? 「わぁ、王子が揃ってどうされたんですかぁ?」
ドアを開けると、横から声をかけられた
ま 「わっ!」
そ 「びっくりした…てか誰…?」
う 「なんでここにいるの?」
さ 「もしかして君もサボり!?」
“も”って…サボってないでしょ
? 「違いますよぉ〜、Aちゃんの様子がぁ、気になってぇ」
ま 「あの子の友達?」
? 「違いますぅ」
そ 「名前は?」
華 「華音でぇす」
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どうぶつ(プロフ) - やばい!!!泣けた!!! (2018年8月3日 23時) (レス) id: 07d0afdaa9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - とても良かったです! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 紅蓮さん» 返信がものすごく遅れてしまって、本当にごめんなさい!ありがとうございます! (2018年7月4日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 一話から見てて面白いです。頑張ってください! (2018年6月8日 17時) (レス) id: fa1bbbe3ca (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 映月さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません!ありがとうございます!! (2018年5月11日 23時) (レス) id: df76df93db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:織姫 | 作成日時:2018年3月5日 19時