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声/rb ページ2
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____思えば、しょっちゅう写真を撮っていた気がする。
「ロボロ、写真。」
「なんでや。昨日も撮ったやん…。」
「いいから。」
パシャリと聞き慣れた音がする。
彼女のスマホの画面には、笑顔の彼女と眉間にシワが寄った俺の顔。
「なんでそんな写真ばっか撮るん。」
返答はすぐに返ってきた。
「思い出作り。」
確かに思い出作りは大事やと思う。
写真として残すことで何をしたかも分かりやすい。
でも、1日に何回も撮りすぎちゃうか？
「…写真があれば、いつだって思い出せるでしょ？」
「んー？せやな。」
ほら、こっちは水族館に行ったとき。
こっちの写真にはサメもいる。
とても楽しそうに教えてくれた。
───途中、病室で眠る彼女の写真は教えてくれなかった。
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