Episode 5 ページ10
ﾘﾄﾞ「やあ、A。休暇はどうだった？」
ホグワーツ特急の中でリドルが話しかけてくる。後ろには沢山の生徒を引き連れている。
『･･･まずまずね。』
ﾘﾄﾞ「そうか。
君たち、ちょっと外してくれないか？」
取り巻きにリドルが言う。取り巻きたちは言われた通りにコンパートメントから出て行った。
『何か？』
ﾘﾄﾞ「前にも言ったろう？ただ話したいだけさ。」
『ふうん』
ﾘﾄﾞ「対応がこの前と違うね」
『リドルが面白いことは分かったもの。リドルなら話すのも悪くないと思っただけ。』
リドルは目をまるくする。
ﾘﾄﾞ「僕が？僕のことを面白いなんて言うのは君だけだ。」
『そうね。リドルは尊敬されてるものね』
ﾘﾄﾞ「その通り。」
あまりに自信たっぷりにリドルが言うので少しだけど笑ってしまった。
『自分で言うの？
でも、あなたを慕っている人たちって、本当のあなたは見えてないわね。』
ﾘﾄﾞ「そうさ。人間なんて──特にマグルなんて──他人の表ヅラしか見ていない」
マグル、に憎しみを込めてリドルが言う。
『そうね。私はそういう人が嫌いよ。魔法族でも、ね』
ﾘﾄﾞ「･･･それってホグワーツ生のほとんどだろう？」
『そうね。嫌い。』
ﾘﾄﾞ「それって･･･僕も含まれてるのかい？」
そう言いながらちらりとこちらを見るリドル。その控えめな表情は、教師の心を鷲掴みにするのだろう。
『･･･リドルは、･･･そうね。まあまあ。』
ﾘﾄﾞ「まあまあ嫌い？」
『･･･まあまあ好き。』
そう言うと、リドルの顔がパアアっと輝く。
ﾘﾄﾞ「嫌われてないようで良かった･･･！！」
『重要なのは、まあまあってところよ。忘れないで。』
ﾘﾄﾞ「好きになって貰えるように頑張るよ」
･･･何を頑張るんだか･･･。
でも、そう言ってにやっと笑ったリドルの表情はさすがモテ男なだけあって綺麗に整っていた。
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やえもん(プロフ) - 皐月さん» うわぁ、ありがとうございます！！なんか書いてて自分の頭が心配になるけど、頑張ります！ (2017年4月17日 22時) (
レス) id: 163b626761 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 更新とってもとっても楽しみです！！頑張って下さい☆ (2017年4月17日 20時) (レス) id: f0f433f416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やえもん | 作成日時：2017年3月24日 11時
