デート ページ7
竜持side
今日は特別な日。
Aに、デートに誘ったのだ。
デートとは言わなかったものの、２人で出掛けるならこれはそう呼んでもなんら不自然もない。
この日を楽しみにしていた、んだけども。
僕は不機嫌でいた。
電車で少し遠いスイーツパラダイスへ行こうと誘い、前日にAが洋服に悩んだことは知っている。
なのに、悩んでAが着てきたのは、淡いピンクのキャミソールに、下は黒いミニスカート。
少し空いた電車の中、それでも座席は空いていなくて、でも立っている人は少ない。
のは良いけど、Aの着ているミニスカートのせいで頭がいっぱい。
「ねえ、それ、短くない？」
少し不機嫌気味にきくと、
「ええ？短くないよ？」
と言う。
でも、
さっきから周りの男どもが、ちらちらとAのミニスカートのあたりを見ている。
「楽しみだねっ」
なんて言いながらとんとんと跳ねるA。
今、見えた。ミニスカートの下から。ねえ、見えたよ。
それに気付いたのか周りのちら見していた男どもも少し嬉しそうな顔をした。最悪。
なんで、そんなの僕以外に見せなくていいのに。
「りゅうじくんは、何食べるの？」
はやく着いてほしい。目的地へ。ここじゃ色んな人がAをやらしい目で見るから。
「んー、そうだな、僕はカップケーキとか」
「ええっ、でも、カップケーキ味の種類多いもん」
「…じゃあ、半分こしたら全部食べられるんじゃない？」
「…いーの？ありがとうっ」
と笑顔になる。可愛い。でも跳ねないで、お願い。
そうこうしてるうちに目的地へついて、少し歩けばスイーツパラダイスの行われてる場所が見えた。
中に入ると、人は居るけど少ない。
「…じゃあ取りにいこっか」
うんっ、と元気に走っていくA。今は僕以外見てる人居ないから良いかな、なんて変態みたいなこと考える。
「んん、これ、おいしっ」
「ほんとだ…甘い」
至近距離でスイーツを食べる僕ら。
「りゅうじくんっ、その味ひとくちちょーだいっ」
「……はい、あーん」
と僕がフォークを差し出せば、顔を赤くして、あー、と食べるA。
美味しそうに食べるAに可愛いと思う傍ら、露出が多い服装にドキドキしていた。
「…ん、」
と耳に甘噛みした。
「ひゃあっ」
可愛い。
この反応が見れたから、僕は満足になって、またスイーツを食べ始めた。
「もー、りゅうくんのばかぁっ。」
Aが赤い顔を手で覆って、そう言った。
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でここのナタデココ(プロフ) - 魔魅流さん» コメントありがとうございます！続き待ってくださって嬉しいです！これからも頑張りますね(^^) (2017年1月7日 23時) (
レス) id: bd7da4d698 (このIDを非表示/違反報告)
魔魅流 - 頑張って下さい！続きも待ってます!! (2017年1月6日 21時) (レス) id: fec3741201 (このIDを非表示/違反報告)
でここはそらるさんが好き(プロフ) - 色米さん» 私もいきなり考えて書いたので自分でも予測してませんでした！汗 悠太くん落ちになるかはわかりませんがこれからも頑張りますので応援宜しくお願いします！ (2016年12月6日 22時) (レス) id: 7d98726b6f (このIDを非表示/違反報告)
色米 - 予測しなかった展開、ありがとうございます!!頑張ってください！ (2016年12月6日 21時) (レス) id: 16cb482b08 (このIDを非表示/違反報告)
でここはそらるさんが好き(プロフ) - りゅーちゃんさん» 面白いと言って頂けて嬉しいです！はい、これからも頑張りますね！ (2016年12月1日 6時) (レス) id: 7d98726b6f (このIDを非表示/違反報告)
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