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ジャミルの元を離れて踊り出すA。それを見るジャミル。その目は先程Aを見ていた汚物を見る目とは違い愛おしいものを見る目だ。
何を隠そうジャミルはAに気がある。オーバーブロットしてしまった自分を助けてくれたのはAみたいなものだったからだ。今までと違うジャミルを見てもいつもの様に話してくるA、その優しさに惚れたのだ。
早く自分のものにしたい。だが、敵は沢山いる。他寮ならまだ蹴落とすことは出来る。しかし、問題はこの寮にも恋敵がいるのだ。
ｶﾘﾑ「ジャミルー！」
その恋敵は自分の主人、カリムだ。
ｼﾞｬﾐﾙ「なんだ、カリム。」
ｶﾘﾑ「Aが踊ってるのが見えてな、一緒に見ようぜ！」
凄く嫌そうな顔をするジャミル。
『嫌だ』と言いたい。だが、言ったところで結局は一緒に見ることになるのだろう。諦めて溜息をつきAの方を見る。
楽しそうに踊るA。その姿は他の人などボヤけて見えるほどに綺麗だった。
ｶﾘﾑ「綺麗だな！踊り子みたいだ！」
ｼﾞｬﾐﾙ「………そうだな。」
一瞬Aの踊り子姿を想像した。恥ずかしそうに体を隠す妄想上のA、出来れば本物で見たいがその思いに蓋をする。
ｶﾘﾑ「………やっぱり好きだな。」
ポツリと普段のカリムとは違う声で呟く。
もし…もしカリムが『Aを俺の嫁にしろ』と言ったら自分はその命令に従わなければならない。
カリムは決してそんなことはしないと思う。だが、不安になってしまう。自分以外の人と一緒になるAなんて見たくない。拳を強く握り爪が皮膚にくい込む。
その思いを読んでなのか、たまたまなのかカリムはジャミルに真剣な目で話しかけた。
ｶﾘﾑ「ジャミル、俺……ジャミルにも他の奴らにも負けないからな。」
宣戦布告と言うやつだろう。自分の手を使わずに自らの手で手に入れる、そう語る目をみて思わず笑ってしまう。
ｼﾞｬﾐﾙ「お前が俺に勝てると思うか？」
その宣戦布告、受け取ろう。
どちらが奪っても恨みっこなしだ。
『ゆっくりでいい、好機を待つのだ。』
『お前の為ならなんだってしよう。』
『だから…いつかその目で俺だけを映してくれ。』
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志乃 - 寿司、寿っ司しいいいいいいい!寿司を頼む!ｼﾞｭﾙﾘ(ﾟдﾟ) (2021年7月16日 21時) (
レス) id: deef3a892d (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます。さぁ…何処でしょう笑 (2021年1月1日 12時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 監督生の故郷てっ、青森じゃないすかっ (2021年1月1日 10時) (レス) id: e4b29fda60 (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - リナリアさん» コメント、リクエストありがとうございます。2回目だなんて嬉しくて飛び上がりそうです笑。少し時間かかると思いますが、更新頑張りますので少々お待ち下さい。 (2020年11月14日 13時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
リナリア - リクエストの2回目はありなのかわかりませんがありでしたら、ポムフィオーレの3人と釜飯のストーリーお見てみたいです！むちゃぶりですいませんがよろしければお願いします!愛読させていただいてるので、更新頑張ってください！ (2020年11月14日 12時) (レス) id: 5ab9e877b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年11月3日 21時
