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購買部で無事に必要なものを取り揃えた僕は、上機嫌で歩いていた。
『ふんふ〜ん…あまーい餡子に甘酸っぱいいちご〜…ふたつ合わせていちご大福〜！』
歩いている途中、自分でもよく分からない歌を歌い始めた。そこ、才能の欠けらも無いとか言わない、自覚しているから。
ｴｰｽ「あ、Aじゃん。変な歌歌ってなにしてんの？」
ﾃﾞｭｰｽ「今の歌はなんだ？変な歌詞だな…」
話しかけてきたのはマブダチのエースとデュース。エースはニヤニヤしながらこっちを見ており、デュースはさっき歌ったよく分からない歌について考えている。
『うわ、聴かれた…出来ることなら今すぐ記憶から抹消してくれない？』
ｴｰｽ「絶対やだね〜！」
『はぁぁ？忘れろばーかばーか！エースのばーか！！』
ﾃﾞｭｰｽ「2人とも落ち着け…。ところで、Aは何してたんだ？購買部で何か買ったようだが…」
小学校低学年のような言い合いをしていると、デュースが僕の持っている荷物について聞いてきた。いや、君も歌についてツッコんだでしょ聞こえたからね。
『ん゛ん゛……いい質問だね、デュースくん。』
ｴｰｽ「え、何そのノリ…」
『エースうっさい。今からいちご大福作ろうと思っててね、材料買ってきたんだ。』
ﾃﾞｭｰｽ「いちご…だいふく？」
ｴｰｽ「何それ…聞いた感じいちごのお菓子？」
2人はお互いの顔を見て首を傾げる。
やはり日本の食べ物はあまり知られていないのだろう。ならば、今から日本食の沼にはめてやろうぞ。
『お餅と餡でいちごを包む僕の故郷のお菓子だよ！大きな括りで和菓子って言うんだけど…洋菓子とは違って独特な甘さがあるんだ！あとは…』
ｴｰｽ「あーわかったわかった！一気に言うなっつーの…」
ﾃﾞｭｰｽ「急に話し出したな…半分以上聞き取れなかった…」
エースは呆れ、デュースは若干引いている。好きな事に対してはこうなるだろう、普通。なるよね？
『最後まで聞いてよ…あ、そうだ。エース、デュース！今から一緒にいちご大福作らない？』
ﾃﾞｭｰｽ「一緒にか？俺はそういう作業は向かない気がするからちょっとな…」
ｴｰｽ｢俺美味いかわかんないからパース｣
なんだとコノヤロウ。
主にエースの言葉に口角をひくつかせ、手首を掴みそのままオンボロ寮へ無理やり連れて帰った。
帰る最中何か言っていたが、和菓子作りの楽しさを叩き込むことだけを考えていた為、何一つ耳に入ってこなかった。
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志乃 - 寿司、寿っ司しいいいいいいい!寿司を頼む!ｼﾞｭﾙﾘ(ﾟдﾟ) (2021年7月16日 21時) (
レス) id: deef3a892d (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます。さぁ…何処でしょう笑 (2021年1月1日 12時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 監督生の故郷てっ、青森じゃないすかっ (2021年1月1日 10時) (レス) id: e4b29fda60 (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - リナリアさん» コメント、リクエストありがとうございます。2回目だなんて嬉しくて飛び上がりそうです笑。少し時間かかると思いますが、更新頑張りますので少々お待ち下さい。 (2020年11月14日 13時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
リナリア - リクエストの2回目はありなのかわかりませんがありでしたら、ポムフィオーレの3人と釜飯のストーリーお見てみたいです！むちゃぶりですいませんがよろしければお願いします!愛読させていただいてるので、更新頑張ってください！ (2020年11月14日 12時) (レス) id: 5ab9e877b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年11月3日 21時
