片想いの行方

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優太side

Aに
いくってことを送ったら
スタンプだけ返ってきた。

ひさびさの
やりとりに心があったかくなる。

俺は嬉しくなって
ニヤニヤしながら携帯を閉じた。

ー1日の朝。ー


葵が昼以降は用事があると言っていたから
朝に初詣に行くことになった。

俺は緊張しすぎて
朝早くから目が覚めて
普段しないけどちゃんと髪の毛もセットして
最近買った香水をワンプッシュした。


葵の家に迎えに行くと
でてきたのは


振袖姿の葵で


、、、、。


まじか。


俺は思わず生唾を飲む。

「か、っ、、、」

「え？」

と葵が不思議そうに
こっちをみてる。


「、、、っ、似合ってる！！」

「何その言い方笑笑！！」

優ちゃんのくせに〜
とぶーぶーいってるけど
もう可愛すぎて何も耳に入ってこない。

「、、いくか。」

うん。
といつも以上にニコニコ笑った葵を
見るのはなんだか照れ臭くて
よく顔が見れなかった。



ーーー。

「うわぁー、
朝だけどやっぱり
人やべーな。」

手繋ぎてーなぁ。


とふと考えていると
少し前の方に見慣れた
後ろ姿。

「、、A、、？」

「え？」

葵がなんて？
と言っている。

隣を見ると
少し茶髪の男がいて
あ、違うわと思った。

「いや、なんか、
Aに似た人がいたけど
彼氏っぽい奴連れてたから
あ、ちげーわって思っただけ笑笑」

クスッと葵が笑って

「気になるんだね笑

優ちゃん、なんで今日
A誘わなかったの〜笑？？」

「え？
別に、葵と行きたかったから。」

きょとんとした葵が目に入って
自分が言ったことを思い出すと
急に恥ずかしくなって


「、、え、やっ。」

焦って何もいえなかったら

「なんなの優ちゃん笑笑」

とくすくすわらう。

鈍感にもほどがあるだろ、、。


「、、もういいから、
お参りいくぞ！！」

そう言って
自然に手を握って前に進む。

「わっ！ちょっと！」

ぎゅっと握り返してくれた
手をさらに強く握って
ニヤニヤが止まらない。

はーやべ。
幸せだわ俺。


ーーー。

お参りも終わって
葵に用事があるから早めに帰る。

結局お参りした後は
再び手を繋ぐことができなくて
いつ告白しようと悩んでいたら
家の前に着く。

「優ちゃん！！
今日はありがとう！

じゃあ。また冬休み遊べたらあそぼ！

Aもね！！」

そういって、
家の中に入っていこうとする。

言え。
俺。


、、


「、、葵！！！」

「ん？」


「、おれ、


すっ、、好きだ！」


「え？？笑」

何いってんの？とくすくす笑う葵が見えて

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