◇６ ページ6
そういって
抱きとめてくれる岸くんの体は
細い見た目とは想像もつかないくらいがっしりしていて思考回路が回らない状態でも少しどきっとした。
「これじゃ歩けないっすね。
ちょっと俺のカバン持ってくれます？？」
素直に持つと
岸くんは自分の首に私の手を回して
よいしょっといって
私をおんぶする。
普段なら絶対に嫌な
おんぶもお酒のせいで全部どうでもよくて
広い背中はとても心地よくて
瞼を閉じるとすぐに
意識が飛ぶ。
スースーと寝息を立てて
寝ていると
「え？？Aさん？？
寝ました？！！
ちょっ！！家どこっすか？！！！
うわ！まじかー！！
えー、、どうしよ。。」
ゆらゆらとゆっくり動く
岸くんの体は本当に心地よくて
私はそのまま眠りに落ちていた。
チュンチュン....
と小鳥のさえずりが聞こえて
カーテンから光が差し込んできたころに
眩しくて目を覚ますと
「えっ.........」
見たことない壁。
布団。周りを見渡すと
少しだけ散らかった男の人の部屋。
えっえっえっ
と、二日酔い気味で
頭が痛いなかで必死に思い出す。
恐る恐る
自分の体を見ると
服、、、は着てる。
けど、なにこのスウェット？！！！
誰の！！！
どうしよどうしよう
といってベッドから降りようとすると
ムギュッ
と柔らかい感触で
それと同時にヴッと鈍い声が聞こえた。
下を見ると
それは、想像も全くしていなかった
岸くんがいて
「Aさんっ。
痛いっすよ、、、。
あっ、おはざます。」
いやいやいやいやいや！！
なんでこの子は普通に会話できてんの？！！？
私が状況がわからず、焦っていたのがわかったのか
「え！！！！
あ！！！
あの！俺、昨日、酔いつぶれたAさんおくろうとしたんすけど、Aさん寝てしまって！
何回か起こしたんすけど、無理で。
仕方なく、俺の家に来たっつーか！！
な！なんにもしてないっす！なにも！！
命賭けます！！」
なんだ〜、、そうか、、
迷惑かけたなぁ〜〜
って！！
「え！！でもスウェット！！」
「あ！いや！
違うんすよ！！
Aさん、あっついって急に脱ぎ出して
これはやばいと思って流石に俺の服っすけど
我慢してもらって、1番いいやつ着てもらいました！！」
あちゃ〜〜
ほんと私なにやってんの
何年越しの失態って感じだから
相当落ち込むこれは、、、
「み、、、見た？？」
おばさんの下着姿なんて
見苦しいものでしかないから
申し訳ない気持ちがありつつ聞くと
「み！！見てないっす！
あっ、いや、、みてないっすけど
見えたっつーか、、、
でも！綺麗でした！！」
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さえ(プロフ) - あーさんさん» 続きの話はまだ下書き中で公開にしていないのでもうしばらくお待ちください！！すみません、、。 (2019年7月7日 15時) (
レス) id: 73079acea1 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - 続きの話読みたいんですが、パスワードってなんですか？ (2019年7月7日 11時) (レス) id: 971e8c1a55 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！嬉しすぎます(TT)コメントくれるのって本当に嬉しくてモチベーション上がります。続きは日曜日あたりには出そうかなと考えているので！！！もう少々お待ちください！！ (2019年6月28日 23時) (レス) id: 73079acea1 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - さえさんの書くお話どれも大好きです！これからも続きも楽しみにしています(^^) (2019年6月28日 17時) (レス) id: 2855c785e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さえ | 作成日時：2019年5月4日 16時
