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「なんで最近そんな心配性になったの？
みなさんの警護なら十分ついてもらってるし、
スタジオにも何人かいてくれてるよ」
中「そうなんだ。でもせとちゃんの
警護はついてないじゃん」
「わたしはまあタレントじゃないし」
中「前の事、忘れたの？
自分の事ないがしろにしないでよ」
楽屋にあったカメラのバッグを手に持つと、
腕を組んで怒ったようなうみくんに睨まれる。
「ごめん…でも今は嫌がらせとか無いし、」
中「無くても！俺らが狙われてたら
近くのせとちゃんだって狙われるでしょ、
何で分かんないかなぁ」
川「かーいと。言い方キツいよ？」
うみくんにお説教されていると、楽屋に
のえるくんが入ってきて、コツンと
うみくんの頭を軽く小突いた。
中「だってさあ〜」
川「うん、わかるけど。Aちゃん、
俺らはAちゃんが危険な目に遭うかもって
可能性があるだけで不安になっちゃうんだ。
俺らの為にも、出来るだけ誰かと行動してほしいな」
眉を下げたのえるくんに言われ、
大人しく頷いた。
「…わかりました、ごめんね、うみくん」
中「いや、おれも言い方わるかった。
…怒った？」
「あは、怒ってないよ」
捨てられた子犬みたいな顔で見つめられ、
つい頭を撫でてしまう。
中「…ん」
川「わ、いいな！俺もなーでて！」
中「のえるくんはだめ！！
あっち行って！！」
川「うわ！反抗期だ！」
じゃれている二人を見つめながら、
急に過保護になってきたみんなを不思議に思う。
他のスタッフさんやマネさんに聞いても、
怪しい人物はいないって言うし。
何なんだろう。
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作者名：エキゾチック幸助 | 作成日時：2022年1月14日 22時
