私が今剣に？でもなんか大きいよね【刀剣乱舞】

続き ページ8

「それで、今剣さんは何をされていたと？」

底冷えするくらい低い声を出しているのは石切丸。
その他の皆からも殺気がダダ漏れです。僕ももちろん…

「体に、出陣で付かないような傷と赤い鬱血痕があった。だから、暴力と夜伽をされていたのは確実だと思う。」

「それと、女の子だった…。今剣が大太刀だったことも含めて、魂をねじ曲げられた可能性もあるかと思うのだけれど、石切丸は何か分かったことあるかな？」

「確かに、あの魂は歪んでいる。だから、主が言った可能性も否定できないよ。でも穢れは、そこまで出ていなかった」

小「主様、今剣をあんなにしたそやつはどこに？」

「縁が切れているせいで分からなかった。無理には絶対にダメだれど、聞く必要があるね」

分かっているのなら、縁をたどって同じ苦しみを味あわせて挙げられるのに…

みんな、怒りから顔が凄いことになってますけど、岩融はずっと何を考え込んでるんですか

「岩融…？他に何かあったの？」

主様も岩融の様子がおかしいことに気がついたみたいです。

「今剣を害していたのは、審神者だけではないかもしれない…」

「それはどういうこと！？」

「今剣に近づこうとしたら、怯えた顔で来るなと言われてしまった。俺があそこの本丸で、今剣を傷つけていたから俺の事が怖いのではないかと…」

あなたの様子がずっとおかしいかったのは、それが原因…。

「そんなことが…。理由が分からない以上それを否定することは出来ない。でもそうだと決めつけて自分を追い込まないで」

「あぁ」



「で、大将。その今剣のお嬢をどうするつもりだ」

薬研、さすがチュートリアル刀ですね

「本人の意志を尊重したいとは思ってる。…でも出来ることなら、私の刀(うちのこ)になってほしい。同業者がこんなことして言える立場じゃないけど、せっかく体を持って色々できるのだから幸せにしてあげたい。自分の考えの押し付けだって分かってる。でもっ！叶うならそうしてあげたい。」

主様の心からの願いが皆の心の元へ届く。
主様なら、そういうと思ってましたよ。

「大将の考えは、分かった。俺は賛成だぜ。」

あちらこちらから賛成という声が聞こえる。

「そういうこった、大将。まずは目がさめるのを待たなきゃいけねぇな」

相変わらず、あなたは本当に短刀ですか

絶対に、この世界が苦しみばかりでないことを教えてあげますよ

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