25話 ページ25
翌日。
『全員参加のケイドロ……ですか』
監督達に聞いた所、トレーニングって言うのは梟谷の敷地でのケイドロらしい。
1回だけなら捕まっても牢屋内の小テストで100点を取れば出れるんだとか。
宮城組と東京組に分かれて泥棒と警察を入れ替えて3回行い、買った方は昼のBBQの肉が豪華になるとか。
初戦の逃げる側は宮城組らしい。
結衣「な、何か不安……」
『大丈夫でしょ』
矢巾「女子の中で運動部男子から逃げ切れるのお前だけだと思うけどな」
ﾋﾟｰｰｯ
及川「ほら、10秒したら鬼来るから逃げるよ！！」
及川さんの声を合図に一斉に走り出した。
side烏野1年生
谷地「う、うぅ……私何かと行動したら足でまといにﾌﾞﾂﾌﾞﾂ……」
山口「だ、大丈夫だよ！」
月島「というか何で王様とチビと行動してんの僕らは」
影山「あ"ぁ"？」
日向「こういう時言ってみたい台詞あるんだよなー、俺！」
山口「へぇ、どんなの？」
日向「[ここは俺がどうにかする……だからお前らは逃げろ！！]って言うの！」
孤爪「そっか……なら捕まえてもいいよね？」
赤葦「手加減はしないよ」
「「「あ」」」
日向「わぁああああ？！！逃げろー！！」
月島「は？！身代わりになってくれるんじゃなかったわけ？！」
日向「冗談だっつの！」
side貴方
『何か叫び声聞こえたなぁ』
多分翔陽のだろうけど。
ｶﾞｻｯ
『！』
ﾆｬｰ
急に茂みが動き、猫の鳴き声のようなものが聞こえた。
『………福永だよね？流石にそれは無理があるよ』
そう言うと茂みの影から福永、クロ、夜久さんが出てきた。
黒尾「やっぱバレたか〜」
夜久「じゃ、早速捕まえ……」
私は夜久さんが伸ばした手に捕まる前に全速力で走り出した。
福永「！！」
黒尾「だよな！お前クソ体力あるからな！」
夜久「待て！」
『待てと言われて待つ馬鹿は居ないよ』
私はその勢いで跳び木の枝に掴まった。
そのまま上迄登って行く。
黒尾「あーもう……登るのめんどくせーな」
やばい、クロに追い付かれたら木の上だと勝ち目無い。
取り敢えず私は木の頂上に体を出し、隣の木へと乗り移って距離を開けることにした。
黒尾「HA?!お前スパイダーマンか何かかよチートじゃねぇか！！」
私は無視してクロ達の見えない範囲まで移動した。
side梟谷マネ
雀田「んー、どうしよ？」
白福「あ……かおりちゃんあれ見て」
雀田「え？うわ、A凄いね。宮城組鬼だと不利かも…」
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こーこ - 私は、赤葦、研磨、月島、国見、岩ちゃんなら捕まりに行きますね。最高でした！ (2019年8月3日 7時) (
レス) id: dc5bfe9060 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - 鬼ごっこ 研磨にだったら 自分から（捕まりに行きます）五七五 (2019年7月22日 20時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きさらぎ。 | 作成日時：2019年5月26日 11時
