14話 ページ14
シャカシャカシャカ
……んー。取り敢えず今はスポドリ作ってるけど、藍沢さんちゃんとタオルやってくれてるかな。
今作った1本で終わりだったし、まだ休憩迄10分あるから様子見に行って見よう。
音駒のタオル置場に行き、藍沢さんを見つける。
何故かそこには結衣も居た。
そう言えば結衣の担当の烏野って音駒とタオルの置き場所分けてるんだった。
取り敢えずスマホのカメラを起動させて様子を見る。
藍沢「あーあ、もう……アンタが青城の皆に媚び売って守ってもらってるから、全然思い通りに進まないじゃない!」
結衣「そんな事言われたって…!」
藍沢「ほんっと腹立つ………里美傷つけられたくなかったらそこでちょっと黙っててよ」
結衣「えっ、ちょっと何して!」
藍沢さんはカッターを取り出してタオルを全部滅茶苦茶に引き裂いた。
そしてそのカッターを結衣に押し付ける。
藍沢「あははっ、いい気味……キャアアアアアア!!」
不味い。
私は録画を終わらせてその場に駆け寄りカッターを奪った。
結衣「?!」
藍沢「なっ……」
当然藍沢さんの悲鳴のせいで烏野と音駒の人が集まってきた。
黒尾「おい、一体何が……A?」
日向「えっ、何してるの?」
当然のように私に向けられる失望や疑問の目。
あの証拠を出してもよかったけど、それだと証拠を残されないように誰にも分からないような所でやるかもしれない。
当然のようにカッターを出してきたのだから、藍沢さんが理性を失って結衣を怪我させる、或は死なせるかもしれない。
そのリスクを考えれば私が悪役になればいい事だ。
それにこれで藍沢さんが調子に乗ればもっと証拠が集められる筈。
私は見えないようにクロと翔陽に私を貶すようメールした。
2人がそれを見て驚いていたけど、頷いた。
黒尾「お前……何でこんな事してるんだよ!!」
日向「信じてたのに。お姉ちゃん最低……」
その言葉に同調して罵声を浴びせる人も居れば、私がやってないと主張する人も居た。
私がやってないと主張する人の方が多かったのは少し嬉しかったけど。
そう言えば
[何でバレー辞めたのよ!!これじゃ大会でいい成績残せないじゃない!]
[貴方も表彰されるのは誇らしいでしょ?!お願いだから戻ってよ!!」
罵声を浴びせられた事は前にもあったっけ。
でもあの時より大切な皆に言われてる今の方が凄く辛い。
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こーこ - 私は、赤葦、研磨、月島、国見、岩ちゃんなら捕まりに行きますね。最高でした! (2019年8月3日 7時) (レス) id: dc5bfe9060 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - 鬼ごっこ 研磨にだったら 自分から(捕まりに行きます)五七五 (2019年7月22日 20時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きさらぎ。 | 作成日時:2019年5月26日 11時