7話 ページ8
孤爪side
ピコンッ
孤爪「あれ……?」
ゲーム中に何故か結衣からメッセがきた。
取り敢えずPAUSEボタンを押し中断してからアプリを開く。
結衣ちょっといい?
結衣黒尾さんって彼女居たっけ?
………???
いや、え?
いる訳ないじゃん……
というかなんで結衣はそんな事聞いたの?
「好きな人を知りたがるのはその人に興味がある証拠」らしい。
でも結衣は西谷?って言う人と付き合ってるよね??
研磨あの厨二病に彼女は出来ないよ
俺はそれだけ返して眠りについた。
結衣side
んー…
黒尾さんに彼女はいないのか……
つまり早とちりって事?
いや、でもなぁ……うーん……
まぁ確かに研磨君の言う通りだよね。
黒尾さん顔は兎も角性格がアレだもん。
なんか……音駒の[俺たちは血液だ]とかいうのえぐかったし……
あれ、というかAさん黒尾さんにクロキモい……とかいってたよね?
好きな人にそんな事言わなくね?
あぁー、もうわかんなくなってきた……
貴方side
今日もか……
モブ「あ、あの!今日一緒にお昼ご飯食べませんか??」
この間告白してきたあの男子。
あれからしつこく付き纏ってくるのだ。
今日だって教室前まで来てるし……
部活や委員会の連絡以外の遊び目的で他学年の階に行く事は禁止されてるんだけどね。
『……あのさ、私達何時もバレー部で食べてるんだけど』
京谷「……ストーカーみたいな事すんじゃねえよ」
モブ「そ、そういうつもりは……」
見知らぬ1年男子がたじろいでいる間に京谷が私の腕を引いて連れていこうとする。
が
モブ「っ、ちょっと待ってください!一回だけ……」
1年君にも腕を掴まれた……と言うか手を握られてしまった。
というか勝手に手とか握らないで欲しいんだけど…
モブ「あ、Aちゃんの手やわらかいですね」
こんな状況にもかかわらずそういう事を言う彼に思わず寒気がして
ドンッ
私は彼を突き飛ばしていた。
『気持ち、悪い』
モブ「っえ……?」
及川「Aちゃん、いつも有難う♪」
勝手に手を握らないで
触らないで
『大嫌い』
モブ「……へ?……」
その後無性に泣きたくなって、いつの間にか私は3年の階の空き教室に居た。
……前ここで告白された時に来たよね…
…はぁ。
何がもう忘れて二人を応援するだ。
全っ然、忘れて無いじゃん……
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おかか - 面白いです!いやぁ、拗れに拗れてどうなるのか楽しみです!更新頑張ってください!待ってます!!!! (2020年7月31日 22時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむめる - めっちゃたのしいです! (2020年5月12日 4時) (レス) id: e85c9710e6 (このIDを非表示/違反報告)
きさらぎ。(プロフ) - 狛犬さん» 勿論です!コメント返せなくてもちゃんと見てますからね〜(●´▽`●) (2019年9月11日 20時) (レス) id: a0ef61b42b (このIDを非表示/違反報告)
狛犬 - 面白かったです! 更新頑張ってください! (2019年9月11日 17時) (レス) id: 7685bdfe15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きさらぎ。 | 作成日時:2019年9月6日 21時