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蝶【神月いのり/ユウミ】 ページ4

私は、地図を頼りに帝華さんのホテルへ向かっていた。

帝華さんにもらった回復用の蝶が、ひらひらと舞っている。

この蝶、便利だし…式神にしよう。

蝶に切り紙で術を掛けると、切り紙がみるみるうちに蝶に吸い込まれていく。

あ、名前…どうしよう。

帝華さんにもらったから、華の字はいれたいな…でも、元はといえば帝華さんが天秋さんの蝶を真似てつくったものだから……。

「秋華(きはな)。あなたは今日から秋華よ」

そういうと、蝶は嬉しそうに舞った。

〜〜
もうすぐ、ホテルに着くという頃私はおかしな顔覆いをした連中が倒れているのを見た。

「?これまた、いったい誰が…」

奇妙に思って観察していると、その中に天秋さんを見つけた。

「天秋さん!」

「う、うぅ…」

私は、天秋を抱きかかえ(というよりも引きずって)連中の中から出した。

着物の腹あたりがひどく血塗れている。

「失礼します」

天秋さんの腹に巻いてあった布を解くと、刺し傷が現れた。

でも、刺された場合兇器を取るほうが出血が進んで危ないのに……。

きっと、何か事情があったのだろう。

例えば、兇器に毒が塗られていた…とか。


自分の羽織の清潔な部分を引き裂いて、天秋さんに巻き直す。

余った部分は、もう着れそうにないので今はとりあえず天秋さんにかけておく。

私の霊力もそろそろ底が尽きてしまいそうなので、先程のように霊力はあげられない。

よって、一刻でも早くホテルに連れ帰りたいのだが刺し傷ができているところを見ると、ホテルの中も安全とは言い難いらしい。

私は、このあたりの地理に明るくないので早めに帝華さんと連絡を取っておきたい。

応急処置として、切り紙に自分の血で天秋さんを保護した旨を書き秋華に運ばせる。

血文字の手紙なんて、おぞましいがそれ以外に方法がない。

羽織を着ていると気づかなかったが、下の着物も中々の汚れようだ。

「…これから、どうしたら良いのかしら」

そんな呟きが、屍と負傷者しかいない場所に響き渡った。

―――――

正義感の証明【絶鬼 妖/神出鬼没(鬼神 無黒)/Mukuro444666】→←友達。【一夜闇@紫龍】



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ミコトまんじゅう.(プロフ) - (やべえ政府の所にはキャラの性格上行くのはあれだしな………大樹でのんびりします(((() (2020年2月15日 15時) (レス) id: 910d2712c0 (このIDを非表示/違反報告)
天秋(プロフ) - いっぱいになりましたね〜!もう四章かぁ…早いなぁ…。 (2020年2月15日 9時) (レス) id: f69f9f0f1e (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 更新しました!上限です。 (2020年2月15日 9時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 更新します (2020年2月15日 8時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
紫龍@トニック割り - ミコトまんじゅう.さん» コハルちゃんも政府の所に来たら?((((( (2020年2月15日 7時) (レス) id: d104d608cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:omizu x他2人 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2020年2月11日 23時

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