【リレー小説】この無慈悲な世界に能力で希望を【第二章】 (ページ13)

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コワレルワタシ【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】ページ13

いのりさんに手を置かれ、

「あの…」

と、呟かれる。別段分かっていた事なので、驚かず

「ん？」

と、だけ返事をする。

すると、天秋ちゃんが能力を見せてくれる、といった。なのに、

突然、天秋ちゃんが能力を見せるのをやめた。

そして、何処かに駆けて行く。

(…やっさしーい)

女の子が１人で何かにあっていたが、正直此処は強い人だらけ。
　
更には、能力を持っていないがお金持ちの私もいる。

そんな女の子を助けて、何になるのか。

…この考えは最低、と批判を受けそうだが皆助けられる訳ではない。

知らない私達に慈悲を掛けて、それで私達がありがとう友達になろう。なんて、都合が良すぎる。

…それに、天秋ちゃんが倒したらしいし、私も近づく。

すると、天秋ちゃんが倒れていて、

「あの！この子…お願い…しま…」

と言い意識を失った。

こーゆ…「能力」なんだ。

すると、後ろには１人の男がナイフをもって、赤いフードがついたコート？を着ている女の子にナイフを振り下ろす。

瞬間、私がお母さんに打った「能力」を思い出す。

なんだ。私、能力持ち？

「ああ…こう使うんだね」

私は冷めた頭で男達全員にウイルスを打ち込む

『繁殖連鎖』

赤血球と細胞の復活を停止させた。そしたら
「う"っ」とか「がっ」とかの声が聞こえる。

そして、一気に進行させる。

…息絶えた

今までトラウマだった私の「大罪」どうやら、克服したっぽいなぁ…

克服しちゃ、駄目なんだろうけど

そして、2人にお母さんに打った細胞が急速に復活するウイルスを打った。

あと2～3分で起きるでしょ。

そして、私は大樹へ向かって行き、最高の笑みでこう言った。

「すいませーん。私、能力持ちらしくて…それで！」

「貴女達に悪い方のウイルス打っちゃっときますね！あ、無効化とかない限り消せないよー！あ、耐性がある人も新しいウイルスだからー！」

「人外の方も安心してください！ちゃんと消せない仕様になっております！」

と、言う。

手駒でも何でもなく、お披露目だから後で解除するってのに、私はいつの間にか首を凶器で埋めつくらされた。

だけど、にっこりとして、

「はい、進行♡」

と、私に凶器を付けた人だけ、ウイルスを進行させた。

苦しそうな呻き声が印象的だった。