15話 隣の子は同期の様で ページ18
―ナツメside―
…トウマと一緒のクラスか…!!
前の学校では、違うクラスだったから、正直嬉しい。
今まで廊下でしか話したこと無かったし、それもたまにだったから…。
チラッとトウマの方に目を向ける。
2-Eを目指す私の後を、物珍しそうに学校を見回しながら着いてきていた。
私より背の高いトウマだけど、今だけ、幼い子どもの様に見えた。
『クスクスッ』と静かに笑う私をキョトンとした顔で見つめてきた。
ナツメ「あ、ここが私達の教室だね」
トウマ「そうみたい。もう入っていいのかな？」
ナツメ「いいんじゃない？…多分」
『多分』という私の返事を聞く前に、トウマはガラガラッと教室のドアを開けた。
先生「おおっと転校生君達!ささっ、早く入ってきて!!」
トウマ「は、はい」
ナツメ「失礼しまーす…」
私達が教室に入った時、絹を裂くような女子の『キャー』という甲高いの悲鳴が大きく響き渡った。
教室の大半の女子が、トウマに釘付け。
トウマは、自分に向けられているということをよく分かっていないようで、気にしていない様だった。
先生「さぁ〜転校生君達の自己紹介だから、静かにね〜!」
ナツメ「私は天野ナツメです!宜しくおねがいします」
トウマ「僕は月浪トウマです。よろしく」
私のときは、主に男子のざわつく声。
トウマのときは、さっきと同じ女子からの歓声で溢れかえっていた。
先生「はい!ありがとう、二人共!じゃ、トウマ君はあそこ、ナツメちゃんはあそこにレッツゴー!!」
内心、先生テンション高いな…と思いつつ、指定された席に着いた。
席は、トウマの斜め後ろ。
隣の席の子は、白いラインが入った学ランに、水色のクマ耳パーカーを着ていた。
ロッキー「俺は、
ナツメ「宜しくね。ロッキー君」
路月と書いて、ロッキーか…珍しい名前。
やがて、ホームルームが終了した。
私達の周りは、前のAの様に、大勢の人が集まった。
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いちごぱふぇ - 後、芸能基準合格で、上から赤いカーディガンを羽織っています (2020年6月19日 18時) (
レス) id: 0c6ebfe2c4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 初コメです！もう応募してないかもしれませんが・・・【椿姫のキャラクター椿川 姫美(ツバキガワ ヒメミ/2ーE/優しく真面目。人をやる気にさせるのが得意(大体〇〇君一番応援してますね！って言ってやる気にさせる)/敬語】というキャラクターでお願いして良いですか？ (2020年6月19日 14時) (レス) id: 0c6ebfe2c4 (このIDを非表示/違反報告)
水無月梅雨 - ものすごく面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月3日 15時) (レス) id: f379de790e (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 豪秋さん» 豪秋さん、有り難うございます!!そう言ってもらえると嬉しいです!!更新出来るようにがんばります!! (2020年3月11日 10時) (レス) id: 6188e56a71 (このIDを非表示/違反報告)
豪秋(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください (2020年3月11日 9時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛乃 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nekositumon/
作成日時：2020年1月26日 21時
