#3 ページ16
「んー…ねむいー…」
朝起きて顔を洗って歯を磨き仕事に向かう。
お昼から収録だから
その前に何処かのカフェによってコーヒーを飲むことにした。
スマホを眺めながら彼氏の連絡先を見つめる。
「今度こそちゃんと別れよう…」
メールを送る。
【別れてください】
会って話すとまた私のダメな所が出ちゃいそうな気がして
短いけど勇気を振り絞って私はメールを送信した。
そのあと怖くてスマホを見ることが出来ず
私はお昼前にテレビ局に行き
マネージャーに声をかけスマホの電源を落とした。
お昼過ぎにきっと私のメールに気付くはず
その時にたくさん連絡をしてきそうなのが嫌だった。
「おはようー」
相方のコユキが楽屋に入ってくる。
「おはよー。」
「今日寒いねー！」
「そうだね、外寒いよね。雪降りそうだった。
今日って外ロケだよね？」
「そうそう、ちょっとメイク念入りになおしとくわ。」
楽屋に入ってくるなりメイクをする。
相方は私と違って美人でカッコイイ系の女性だ。
私とは正反対の見た目で性格はハッキリとものをいうタイプだ。
凄く頼りがいがあって勝手に姉さんと呼んでる。
「昨日の飲みどうだったのー？」
「ん？別に普通だったよ？」
「ふーん…そうなんだ。」
ファンデーションの蓋をカチッと閉める音がした。
「あのさ、知ってる？」
「なにを？」
「こっとんの西村と飲んでたんでしょ？」
大きな鏡越しから私に話しかけてくる。
「うん、西村くんと飲んでたよ？」
「ずっと片思いしてるの知ってる？」
「だれが？」
「西村。」
「そうなの？好きな人いたんだね。
そう言う話は何もしてくれないから知らなかった…」
「なんか3年ぐらい片思いしてるらしいよ？」
「3年も！？ながくない？？」
「ねー、その子は気付かないみたいなんだけどね。」
「へー…西村くんカッコイイのにそんな片思いしてるって凄いね、一途だなー…」
すると突然コユキが笑い出す。
「あはは、ごめんごめん。
ホント鈍感だよね。
あーあ、笑いすぎてお腹痛い！」
「なに！？急にどしたの？？」
「よし、私は準備できたしそろそろ時間でしょ？」
楽屋の時計を見る。
「そうだねー…」
「よし、行こっか！」
コユキにそう言われて私は相方の後ろを着いていき
少し雪が降って寒い中で収録が始まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
