#5 ページ23
「うん、ええで！」
その後は、沢山笑って、沢山飲んでたくさん話して
そして
「賢ちゃん！」
「なんやー？」
「今日めっちゃ楽しかった！
ありがとう！もう2度と告白したらんからな！
逃がした魚は大きいでー！！じゃあまた明日劇場で！」
笑って手を振ると
川西さんも笑いながら手を振り返してくれた。
解散したあと、1人になって
家に着いて
玄関の扉が閉まると同時に
泣いた。
大粒の涙が溢れて来て止まらなかった。
よく頑張ったね。そう言って褒めてくれる人がいないから
私は自分を抱きしめた。
「好きだったよぅ…」
川西さんの優しく笑う顔を思い出す。
「好きな人がいたんなら、早くそう言えやー！あほー！！」
持ってたカバンを勢いよく投付ける。
「うわぁぁん！」
子供みたいに馬鹿みたいに泣く。
「そんな簡単に忘れるぐらいの気持ちで
好きになったんちゃうわー！！」
大人になって久しぶりに大きな声で
悪態つきながら泣いた。
そのあと疲れて私はいつの間にか布団に入って眠ってた。
朝になって鏡を見ると酷い顔だ。
「目、ごっつい腫れてるやん…」
こんなので仕事行くなんて…
顔を洗っても腫れたまぶたはもどらない。
普段つけないダサいメガネをかけて誤魔化しながら
私は出かける準備をした。
──────────────────
「離れてたら見えんやろうし…」
共有スペース。
みんなが座ってる場所とは離れて
手鏡を離したり近付けたりして
目の腫れのチェックをする。
「お客さんにはバレへんかなー…？」
眼鏡をかけてなんとか大丈夫そうだと思い
出番までスマホで時間を潰すことにした。
「おつかれー…」
ホストみたいな見た目の相方が私の座ってる横に座る。
「おつか…」
私が返事を返そうと思ってたのに
レオは私の顔を見て驚く
「なんちゅー顔してんねん！」
「なによ…人の顔みて失礼なやっちゃな」
「いやいや、だっさいメガネかけて
変なイメチェンかと思たら、目バケモンやん！」
「そんなん、よう女の子に言うわ、
ファンの子減るで！」
「いやいや、マジでヤバいって！なにしたん！？」
失礼な言葉ばかり言われて腹が立った私は
場所を移動する。
「おいー！どこ行くねん！みんなビビるって！」
「うっさい！」
ゆっくり出来るところならどこでもいいやって思いながら
私はエレベーター前のベンチに座ることにした。
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木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
