Miki．a#1 ページ4
高２の春。
桜満開の道を私はウキウキしながら歩いてた。
幼なじみの家族が
お花見してるからおいでーっと言って誘ってくれたからだ。
それに凄く久しぶりに彼に会える喜びで私は興奮してた。
高校が離れてなかなか会えなかったぶん
すごく嬉しい。
「お久しぶりです！」
手を振ってこっちこっちーと呼ばれる方に挨拶する
「あらぁーAちゃん大きなって
べっぴんさんになったなあー！」
私を見てそう言ってくれたのは彼のお母さんだ。
「そんなことないですよー」
靴を脱いでブルーシートに腰掛ける。
「お、久しぶり」
次に話しかけてくれたのは
前よりも少し背が高くなった
私の想い人、亜生だった。
「亜生めっちゃ背伸びたね
それに比べて昴生くんは変わらんね」
「俺に対しての第一声それ？」
そう言いながら笑って昂生君は私に紙皿を渡してくれた。
「ありがとう…あっ、そうだ！
おばさんこれ…
母が持っていきなさいって」
母が用意したお土産を渡して私は亜生くんに話しかけた。
「高校どう？サッカーまだやってる？」
大きい口におにぎりを頬張りながら亜生はうんと一言だけ言った。
「今度試合見に行ってもええ？」
「んーええけどサッカー興味無いやろ？」
モグモグしながら私に言う
「そんなことないよ、亜生がやってたら
どんなスポーツも特別になるねん」
「ほんま、昔から変わらず亜生のこと好きやなあ」
昂生君がそう言って私を見て笑う。
そう…昔から変わらず、ずっと私は亜生が好きだ。
ただ亜生は私の気持ちには答えてくれない。
彼は私の事をただの幼なじみとしてしか
見てくれていないからだ。
「まあええよ、今度の試合またメールするわ」
「ホンマに！？楽しみにしてるから絶対勝ってな！応援してるで！」
嬉しくなって私は彼の方を見る。
「うわーめっちゃプレッシャーかけてくるやん」
「じゃあ次の試合はAと見に行くわ」
「え？兄ちゃんも来てくれるの？」
「当たり前やん！兄ちゃんが見に行かな、はじまらんやろ！」
「ほんま、この兄弟は仲のええこと…」
ぷぅと口をふくらませると2人は私を見て笑った。
──────────────────
2週間後。
【次の試合の日、送っとくな】
彼からメールが来た。
もちろん私は速攻返事をOKと送った。
その後私は昂生君に
【次の試合、何時にどこ行けばいい？】っと送った。
すると昂生君から電話がかかってきた。
『もしもしー？Aー？』
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木葉林檎(プロフ) - HATHUTAさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいお言葉感謝です！m(*_ _)mまたよろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️ (2023年2月24日 15時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
HATHUTA(プロフ) - 盛山さんの長編拝読しました！林檎さん（勝手に呼んですみません）のお言葉で長くなってしまったとありましたがいい意味で読み易い長さでとてもキュンとしました。不器用ながらに真っ直ぐな感じがイメージしやすくて読んでいて入り込めました^^これからも応援してます (2023年2月11日 22時) (レス) @page36 id: f9b555f004 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - mさん» リクエストありがとうございます！新山さん素敵な人ですよね(^^)♪シュチュエーションなどなければそのまま書かせていただきますね┏○ﾍﾟｺｯ (2023年2月2日 4時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - リクエスト失礼します！さや香の新山さんでお話書けたりしますでしょうか？？宜しくお願いします🙇🏻💧 (2023年2月2日 1時) (レス) id: cde51804fe (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストに添えるかどうか分かりませんが、短編で1つ書かせていただきました！シチュエーションなどあれば是非またかかせていただきますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️՞ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年1月20日 5時
