初心者が作ったオリジナル小説（残念だけどタイトルこれしか思いつかぬ） (ページ6)

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第一話（3/4）ページ6

A「…まぁ、佐野君がこの誘いを断っても、潤さんには付いて来てもらいますよ！絶対だからね」

潤「はぁ…その日は忙しいんだけどなぁ…」

今日も仕事あるとか言って、疲れてないじゃん。
一体何の仕事してるの。

A「忙しいって…何の仕事してるんですか」

潤「俺っちは謎の多い男なのさ…」

確かに謎はいっぱいありますね。
昼間は外に出てないとか、友達はいないとか、怪我してもすぐに直るとか…。

A「とりあえず、釣るでも普通でも強引でもいいですから誘ってみて下さい！」

潤「はいはい、分かったよー、じゃーなー」

いつの間にかもう私の家の前だった。
時間は過ぎるのが早いなぁ。

A「絶対の絶対だからねー！」

そう言いながら手を振って私は家の扉を開けた。
　
　
　
　
　
　
　
～潤視点～

潤「…」

歩きながら考えていた。
忙しいと言うのは嘘。
あの場所には二度と行きたくはない。
怖いとかそんな理由では無く、
あそこは"本当に"危険な場所だった。

怪我するとかそんなレベルではなくて、
下手すれば死んでしまうかもしれない…。

潤「っとと」

家の前を通り過ぎていた。
俺は戻り、家の前に立つ。
二階の窓から光が漏れている。
俺は扉を開ける。

ガチャ

潤「ただいまー。
　佐野ー、いるかー？」

トットットットッ

階段を下りる音が聞こえる。

佐野「………」

潤「…はぁ…困ったもんだ」

佐野「…おかえり」

その一言を言うのに、一分は掛かった。

潤「お袋は？まだ帰ってないのか？」

いつもは台所でご飯の支度をする音が聞こえる。
しかし、珍しく支度の音がしない。

佐野「…うん、…もうすぐ帰って来るんじゃないかな…」

潤「そっか、そういえば佐野」

佐野「…戻るね」

潤「ちょっとまっ…」

止める間も無く、佐野は駆け足で二階へと戻っていった。
こんなに暗かったっけなぁ。
とりあえず、飯でも作って時間潰すかー。

ー作者からー
佐野君登場の巻き。
我が友に「佐野って脇キャラじゃねーの？」って言われた…。
でも、終盤くらいかな？きっと佐野君が重要キャラだって事をきっと分かってくれるさ。