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第一話(1/4) ページ4

とある学校の放課後―――。

〜A視点〜

タッタッタッタッ…

A「〜♪〜〜♪♪〜…」

タッタッタッタッ…

何か足音が聞こえる…。
こっちに近づいてくるのかな…?

A「…もしかして…」

私は耳を澄ましてみる。
すると鼻歌が聞こえた。
美野里のお気に入りの歌だ。
でも何の用だろう…。
まぁ大体予想はついてるけどね。

そんな事を考えていると。

バタンッッ!

もの凄い音がした。
ドアが勢いよく、閉まる音ではない。
棚が倒れた音でもない。
その音は美野里がこける音だった。

私は後ろを振り向く。

美野里「イテテテテ…。
  転んじゃった…」

やっぱりね…。
何も無い所で何で転ぶの…。

A「もー…しょうがないなー…」

私は美野里の傍に駆け寄り、手を差し出す。
美野里は、ごめんねー、と言いながら、私の手を取り、立ち上がる。

美野里「今日で10回目なんだぁー、エヘ☆」

A「えー…そんなに…?大丈夫なの?」

美野里「これでも体は丈夫な方ですから!」

なら何故そんなに転ぶ。
と言いたかったが美野里が拗ねるからやめた。

美野里「そういえばね!
  隣のクラスの子が行方不明なの!」

A「どうせ家出でもしたんでしょ。あのクラス、変人ばかりだったし」

呆れながら私は言う。
でも美野里の落ち着きの無さが異常だった。
あのドジ美野里はどこへ行ったのだろう。

美野里「ううん、違うの!
  行方不明になったの、私の、友達、で…」

そっ、か…それは私も落ち込む。
…で、今から美野里の言う事がもの凄く分かってきたような気がする。

A「…うん、…そ、それで?」

恐る恐る聞いてみた。

美野里「だから…私はその森に入ってみようかと思います!
  行った所は近所のおばさんと、友達の両親さんにききました!」

何で知ってるの。
何か気になったので聞いてみた。

A「なんでその人達知ってるの…?」

美野里「両親さんは最近、あの公園の謎の入り口入ろうかな…と言ってる所を
  盗み聞きして…」

ぬ、盗み聞き?コソコソ聞いたの…?
まぁ黙って聞く事にしよう。

美野里「近所の人達は、私の友達らしき影がその謎の入り口でコソコソしてる のを見たらしいのー」

え?
友達『らしき』…?
全部そうかもしれないの方じゃ…。


ー作者ー

文字数ヤバー!
とりあえず頑張って!私!私なら出来る!

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スミレ(プロフ) - すっごく面白いです! (2013年11月10日 17時) (レス) id: 991f6e490a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:このはないなり | 作成日時:2012年10月2日 20時

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