一話 ページ3
私は幼稚園にも保育所にも通っていない
それくらい田舎だった。
私はやんちゃで、夜遅くまで遊んでいるような子だった。
自由奔放な。
私には姉がいる、二個上の冷たい姉
意地悪な姉が。
私はしょっちゅういじめられていた
そんな幼少期。
そして六歳になった、。
今日は小学校の入学式
ドキドキしていた。
緊張する...お友達はいっぱいできるかな?
どんな子がいるんだろう?
オレンジのランドセルをしょって私は家を出た
本当はキャラメル色がよかったんだけど...
何事もなく入学式は終わり、友達もできた。
隣の席の子、くるみちゃん。
可愛くて、すごく優しい。
このころの私は素直だった。
素直な分、すごく傷ついた。
気が付いたら、人を信用できなくなっていたんだ。
私も傷つけたからなんだろうけど、あの時の私はショックが大きかった
環境が一気に変わって初めてできた友達だったから
小学二年生になったころ、隣の学校が閉校になって男の子が二人転校してきた。
一人の子は隣の席になった、名前は赤瀬莉犬くん
ちょっとやんちゃだけど手先が器用な子。
すぐクラスになじんでいった
私もよく遊ぶような仲になった
顔がきれいなんだよなぁ、、ちっちゃいけど
男子とも女子とも仲が良くて、いつもニコニコ笑っている彼
ある日うわさが流れた
「知ってる?莉犬って、Aのことが好きらしいよ?」
「知ってる?Aって莉犬のこと好きらしいよ?」
根も葉もないうわさ
私たちは周りに勘違いされるくらい仲が良かった
いつも一緒にいるほどではないけど距離が近くて。
周りから見たらそんな風に見えたのかもしれない
そのうわさがきっかけでお互い意識しあうようになっていった
それでも避けあうようなことはなく、普通に仲がいいままで。
一緒に遊んだり、話したり
しょうもない話ばっかりだけどすごく楽しかった
それから二、三か月たったある日
私たちは教室で遊んでたの
そしたら莉犬が
莉「好きです!結婚してください!!」
目の前にはほかの友達もいるのに
私はその時、照れくさくて
『は??』
って返しちゃった
今思うと本当に、、かわいく無いなぁ
そう私が返しても莉犬はけらけら笑っててww
いつもは莉犬に対して感じたことがなかった感情があふれてきた
すごくドキドキして、恥ずかしくて、うれしくて
莉犬も顔を真っ赤にしてた
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作者名:紫花 | 作成日時:2022年7月5日 19時