検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:38,417 hit

水戸●門のあの名シーン、一度はやってみたい ページ5

元々静かだった場が、別の意味でまた静まりかえる。長い空白を置いて、提督が口を開いた。


「……な、何をふざけたことを言っている!!」


明らかに動揺した様子を見せるが、碧の言葉の真意を疑って慎重になってくれることはなかった。


「貴様、提督である我を脅しているのか!身の程知らずめ!不敬罪だ、そいつを捕まえよ!」


同じく呆然としてたワンワンがそれに反応し、慌てて兵を引き連れて階段を上り、ステージへ雪崩れ込む。
それを特に焦った様子もなく、語尾を伸ばして緩い脅しをかける。


「えー、捕まえたらばらしちゃうよー」

「戯言だろう!早く捕まえよ!」


わぁ、効いてない。
これは絶対嘘だって思われてる。
まあ、確かに何の証拠も示してない。
ハッタリだと思われても仕方無いところもあるだろう。
それでもたった一人でこの場に現れたことに、何かしらの勝算あってきたと少しは考えてもらってもいいものだが。
全く信じてくれないアホ提督に辟易しながら、碧はお望み通り言葉の裏付けを取ってやることにする。
迫り来る兵から逃れるように、軽く助走をつけて、跳んだ。
そして提督の眼前に降り立つ。


「提督、これなーんだ?」


アホ提督が叫びだす前に、ペラッと一枚の写真を眼前に突き出した。


「んなッ!!」


何か不都合な姿でも写されているのか、カッと目を見開き、青ざめた表情でそれを奪い返そうと手を伸ばしてくる。
それを駄目ーと笑いながら躱し、催促という名の脅しをかける。


「提督ー、バラされたくなかったら………ほら。誠意を見せてくれるよね?」


悔しさからか、黙りこむアホ提督。
だらだらと汗を流し、葛藤している。
すると、


「提督、どうしましたか!?」


上でのやり取りを見ていたワンワンが、何の指示も出してこない提督に焦れたのか大きな声で問いかける。

みんな素直が一番→←何事も自分のペースが大事



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:第七師団 , 銀魂 , ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アイリス(プロフ) - つ、つつつつづき、続きはどこですか!!!!?????更新頑張ってください!!!!お願い致します!!!!!!!!めっちゃ好きです!!!!!このギャグセンス、マジ尊敬します!!!!!! (2021年7月27日 1時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
珀艶(プロフ) - ボカロ好きさん» ありがとうございます!!3月くらいには載せられるように頑張ります!! (2021年1月20日 1時) (レス) id: bd045d06a8 (このIDを非表示/違反報告)
ボカロ好き - とっても面白かったです!一気に読んじゃいました、、、w続き楽しみにしてます、頑張ってください! (2020年12月5日 22時) (レス) id: b4f001e126 (このIDを非表示/違反報告)
珀艶(プロフ) - みとさん» 前作から...!ありがとうございます!!丁か半か編はかなり間を置いてからの更新だったので、飽きないで読んで頂けて嬉しい限りです!これからも宜しくお願いします! (2020年8月18日 23時) (レス) id: a51b305c84 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 前作からのファンです!いつも楽しませていただいてます!更新頑張ってくださいね! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 38b67318b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:珀艶 | 作成日時:2020年6月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。