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あっさりも重いも、偏りすぎはいけません ページ25

「信じらんない!」


敵投げてくるなんて!
卑劣な嫌がらせにも程がある。
むさくてキモい男がこっちに向かって飛んでくる麗らかな女子の気持ちを考えて欲しい。
ホントに恐怖だったし、もしぶつかってたらって考えるとゾッとして鳥肌立ったわ。
デリカシーという概念が抜けている神威に、そんな事既に分かっているのだがやっぱり苛立つ。


「集中しなよ。敵がどっから襲ってくるかなんて分かんないんだからさ」


こいつぅ………!!
思わず絶句する。
流石神威。
自分のやった事なんて微塵も気にしない所か、逆に私を責めやがった。


「襲ってって━━襲ってきたのお前ェエ!!」


敵どっから襲ってくるか分かんないって、そりゃ誰だって味方が敵投げてくるなんて分かんないよね!
集中なんてできるかァ!!
怒りを当たり散らす様に敵を倒す。


「まあ、精々みっともなく一人でもがけよ。観とくからさ」

「上から目線腹立つぅ!」


いつもの事だけど!
もう闘うのめんどくなってきたし、誰か早く来てぇ!
祈るように叫んだその時、願いが叶ったかの様にグッドタイミングで、


━━ドドォン


と、四つの入り口の内、対の二ヶ所が爆発して吹っ飛ぶ。
語られずとも増援だと直感した。
その予測は的中で、ワァアアアアと続々と一団が敵に向かって勢いよく走り出す。
ただ、それは碧の期待した者達では無かった。
着物に刀を持つ集団(若干例外もいるが)は、どっからどう見ても高杉と同じ出で立ちで、どうやら高杉の援軍らしい。
それを裏付けるように、金髪の女が銃撃しながら高杉の名前を叫ぶ。


「晋助様ァァァ!!攘夷浪士はやっぱこうっスよね!!また子は一生ついていきます」


なんか重い。
一生ついてくと初っぱなからぶっ飛ばして来て宣言する女に碧はそんな感想を抱いた。
一生とか私ついてけないもん、アイツに。
すると、荒れる戦場と化した処刑場で、引き止めるおっさんの声がする。

どいつもこいつも癖ありすぎ→←意気込むのは最初だけ



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アイリス(プロフ) - つ、つつつつづき、続きはどこですか!!!!?????更新頑張ってください!!!!お願い致します!!!!!!!!めっちゃ好きです!!!!!このギャグセンス、マジ尊敬します!!!!!! (2021年7月27日 1時) (レス) id: 45e9dfc0f9 (このIDを非表示/違反報告)
珀艶(プロフ) - ボカロ好きさん» ありがとうございます!!3月くらいには載せられるように頑張ります!! (2021年1月20日 1時) (レス) id: bd045d06a8 (このIDを非表示/違反報告)
ボカロ好き - とっても面白かったです!一気に読んじゃいました、、、w続き楽しみにしてます、頑張ってください! (2020年12月5日 22時) (レス) id: b4f001e126 (このIDを非表示/違反報告)
珀艶(プロフ) - みとさん» 前作から...!ありがとうございます!!丁か半か編はかなり間を置いてからの更新だったので、飽きないで読んで頂けて嬉しい限りです!これからも宜しくお願いします! (2020年8月18日 23時) (レス) id: a51b305c84 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 前作からのファンです!いつも楽しませていただいてます!更新頑張ってくださいね! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 38b67318b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珀艶 | 作成日時:2020年6月26日 22時

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