【銀魂】ポーカーフェイス×ポーカーフェイス【沖田総悟】

沖田総悟 ページ6

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「あのゴリラを追い払ってくれたんでしょう？ありがとう、Aさん｡」


ニコニコと笑顔でお礼を言われているこの状況。
入り口付近で今日のゴリラ騒動を見ていたおりょうさんが妙さんに教えたそう。
お礼にどうぞ、と渡された黒いものがぎゅうぎゅうに詰まったタッパーを震える手で持っていれば


「そういえばAさん、沖田さんと仲が良いの？」


「･･･沖田さん？」


誰ですかそれ、と聞けば今日ゴリラを迎えに来た人だったらしい。
名前は沖田総悟。･･･聞いたことがなくもない。
あの少年は沖田総悟なんだ、と呟いていれば「ふふ」と意味深な笑い声を溢した妙さん。


「今度から沖田さんの相手はAさんにお願いしようかしら｡」


「いえ、自分はボーイですので･･･｡」


そういえばそうだったわね、と笑う妙さんに私も苦笑いで返す。
それに、この容姿じゃ女と思われてるかさえ分からないのだ。
私を女と見抜いたのは万事屋の旦那だけであり。

旦那曰く「俺の股間センサーナメんなよ？あ、それとも舐め･･･」とバリバリ下ネタを言いそうになったので、妙さんの卵焼きをタッパーの中身そのまま食べさせれば悶絶していた。

まぁ自慢ではないがそういう容姿の持ち主の私は、ボーイとして働いているのだ。
キャバ嬢になった方が給料が良いのは確かだが、オジサンにベタベタするのは無理だ。


「あの妙さん、卵焼き･･･」

「感想聞かせてくださいね」


「･･･はい｡」

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