【銀魂】ポーカーフェイス×ポーカーフェイス【沖田総悟】

ゴリラストーカー ページ4

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ここはかぶき町。
治安が悪い事で有名な町だ。
そしてそこにはラブホテルやキャバクラも多々あるわけで。


「いらっしゃいませ、何名様でしょうか？」


貼り付けた笑みで男供を迎えるのが、私の仕事。
キャバクラでいう、ボーイというやつだ。
性別的にはガールなのだが、そこは捨てておこう。

して、私が今接客しているのは見るからにお金持ち･･･
いや、お金持ちじゃないといけないというか何というか


「おーぅ兄ちゃん、阿音ちゃん頼むわ｡」


「あ、はい、ただいま｡」


松平公である。
スパー、と紫煙を吐くその姿は遊び慣れたオジサンであり。
控え室に向かって「阿音ちゃん入りましたー！」と言えば巫女装束で駆け寄ってくる阿音さん。

彼女もこのキャバクラ「すまいる」で人気のキャバ嬢である。
容姿はとても良いが、心の中は腹黒く。繊細は言わないでおこう。


･･･と、入り口にまた男性が。
にこりと微笑みそちらを向けばそこには


「あ、お妙さんお願いします｡」


なんと、しつこすぎて出禁にされそうなゴリラ･･･
名前を近藤勲。
朝騒いでいた真選組の局長、またの名をゴリラストーカーで。

追い出すべきなのかな、妙さんを呼ぶべきなのかな、と暫し迷ったあと
私も目の前で死体を見たくないので


「お、お妙さんから貴方を中に入れないでくれ、と･･･」


頼む、引き下がってくれという思いと共にそんな言葉を発したのだった。

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