【銀魂】ポーカーフェイス×ポーカーフェイス【沖田総悟】

二日酔いとトラウマ ページ27

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「う、っ･･･」


沖田に告白らしきものをされた翌日。
私の頭はズキンズキンと激しい痛みに襲われており。

所謂、二日酔いというヤツらしい。
真選組で飲んだのは一杯のみだが、帰ってから混乱しすぎてビールを何本も飲んだのだ。

昨日の私に対しブツブツ文句を言った後、フラフラと立ち上がる。
歩く度に来る痛みと共に思い浮かぶのは、昨日の衝撃的な言葉と行動であり。


「バカバカバカバカ･･･あぁ、もう｡」


自分の事が好きだと知っている男の事は、嫌でも意識してしまうものである。
･･･だが私がこうも意識してしまう理由はそれだけではなく。

なんとなく、分かっていたのだ。私は沖田に気を許しているな、と。
随分前が最後の恋となっているけれど、それと同じ感覚を感じていたのも分かる。

好きだけど、怖い。


「･･･あの男がトラウマになってんの、私ってヤツは･･･｡」


あんなの忘れろよ、と心では思っても無理らしい。
どうもトラウマだ。

男は皆あんななのか、と思ってしまう。
沖田は違うのに。


そしてその考えは沖田にとても失礼だと思った私は、即座に引き出しを探る。
そして一枚の紙切れを見つけると「あった」と。

そしてその番号の通りにボタンを押すと、コール音の鳴る電子機器を耳に押し当てたのだった。

可愛い反応→←卑怯で臆病

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