バタバタ ページ25
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いつの間にか私を「Aさん」呼びし始めた沖田はどうしたのか。
・・・という疑問は置いておいて。
とにかく忙しい。
店内が混雑していてあっちへバタバタこっちへバタバタ。
「○○ちゃん、○番テーブルのヘルプお願い!」なんて声も飛び交っている。
そして案の定ボーイは特に忙しい訳で。
「ねぇ、ドンペリまだ〜?」
「氷くださ〜い」
「しょ、少々お待ちを!」
もう走り回っている状態である。
足が痛く、こんなに疲れる仕事だったっけか、と。
キャバクラはもっと大人の雰囲気があるべき所なのに、コレじゃぁまるでファミレスだ。
コレじゃぁ、真選組の宴は行けないな・・・
少し、ほんの少しガッカリしたのだった。
*
「痛い・・・足が棒のようだ・・・」
やっと全てのお客さんが帰ったのは深夜2時。
慌ててバッグを引っ掴むも、もう終わってしまったかも知れないと。
不安になりながらも『真選組屯所』と書かれた建物の近くに行く。
・・・すると、門の前に人影が。
「・・・遅いですぜ、Aさん。」
「―――沖田・・・!?」
夜はなかなか寒いのに、と駆け寄ればポケットに無造作に突っ込まれている手。
結構な時間待っていたのだろう。・・・悪いことをした。
「早く酒飲んで暖まりやしょう」という言葉から、飲まずに待っていてくれたのだなと感じる。
「―――ったく、変な所でカッコ良いんだから。」
「何か言いやした?」
「べっつにー?」
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総悟13(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます!新作頑張ってますので応援よろしくお願い致します! (2016年11月18日 19時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!沖田ラブの私には最高の小説でした!!新作でも応援しています! (2016年11月18日 19時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
おきたいぬ。(プロフ) - 総悟13さん» キャッ!そ〜ちゃんったらぁ!惚れ直しちゃった☆(裏声) (2016年11月18日 17時) (レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - おきたいぬ。さん» 応援してくれてる君の為にも、頑張るよ(イケボ) (2016年11月18日 17時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - 堕天使さん» そんなに!?お世辞でも嬉しい!次も頑張るね! (2016年11月18日 17時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殺し屋総悟13 x他2人 | 作者ホームページ:総悟13のホームページ?
作成日時:2016年11月13日 16時