チャラチャラ ページ22
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「アンタは・・・」
見えるのは傷んだ髪に、チャラチャラと付けているイヤリング。
革製のジャケットを羽織ったソイツは私の・・・元カレというヤツで。
「相変わらず女っ気がないな、お前は。・・・それより・・・お前今彼氏居る?」
「はァ?」
渋々居ないけど、と言えば嬉しそうに笑うソイツ。
・・・嫌な予感しかしない。
あまり言いたくないが、コイツが私と付き合った理由は、そういう行為が気持ちいいから・・・というだけ。
好きとかそういう感情はなかったらしい。
今思えば私もバカだったのだろう。
「俺久々に江戸に来たんだけど・・・お前が忘れられなくて。」
「なに、を・・・っ」
忘れられないのは"私"じゃないくせに。
そんな怒りを耐えていれば、いきなり開けられた扉。
そしてずいっと入ってきたソイツは私を壁に追い込んだ。
逃げようとするが、男の力とは時に怖いもので。
「離して・・・よ!」
「無理だよ。」
近づいてくるソイツの顔。
もうダメだ・・・そう思ったその時。
カチャリ、と彼の首に突き付けられている銀色の何か。
よくよく見ればそれは刀。
「・・・何してんでィ。」
「・・・お、きた・・・?」
先程までテレビに映っていた沖田が。
その姿を見た途端、急に安心してしまい。
「・・・、助けて」
そう言ってしまった私は、一体どうしたのだろうか。
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総悟13(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます!新作頑張ってますので応援よろしくお願い致します! (2016年11月18日 19時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!沖田ラブの私には最高の小説でした!!新作でも応援しています! (2016年11月18日 19時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
おきたいぬ。(プロフ) - 総悟13さん» キャッ!そ〜ちゃんったらぁ!惚れ直しちゃった☆(裏声) (2016年11月18日 17時) (レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - おきたいぬ。さん» 応援してくれてる君の為にも、頑張るよ(イケボ) (2016年11月18日 17時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - 堕天使さん» そんなに!?お世辞でも嬉しい!次も頑張るね! (2016年11月18日 17時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殺し屋総悟13 x他2人 | 作者ホームページ:総悟13のホームページ?
作成日時:2016年11月13日 16時