【銀魂】ポーカーフェイス×ポーカーフェイス【沖田総悟】

バズーカ ページ3

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それはある昼下がり。
私の家は公道沿いにあり、いつもとある音で目が覚める。
それは、音と言うより声と言った方が正しいであろうか。

･･･いや、両方か。


「死ねェ、土方ァァァ!!」


その声と共に発射されたのは普通の人が持つわけない、バズーカだろう。
そしてそれが地面に当たり、爆発音がすると同時に響く声。


「何しやがんだ総悟ォォォ!!」


主にバズーカ音の後に聞こえる声で目が覚めるが。
一度欠伸をした後、窓を開ければ舞っている砂埃。
･･･あぁ、嫌だ。こんな目覚めの悪い朝。


「今日も良い日になりますように･･･っと｡」


･･･まぁこんな朝の時点で無理なのだが。
少しヤケクソで空になったペットボトルを投げればカコン、と。

恐る恐るそちらを見ればこちらを睨んでいる黒髪の男の人。
私は声にならない声をあげるとピシャンと窓を閉める。
笑い声が聞こえてきたので恐らく追いかけられたのはバズーカを撃つ男性だろう。


「瞳孔開いてた･･･睨まれた･･･あー、こえー｡」


自分で焼いた卵焼きを箸でつつきながら思い出す。
アレは確か、武装警察真選組。
･･･そしてそのトップは私の知り合いのストーカーである。

最後の１つとなった卵焼きをパクッと食べ、立ち上がる。
今日も夕方から仕事だ。
髪を後ろでくくって、バッグを持ち、パーカーを羽織る。


「お弁当の材料･･･｡」


お弁当を持っていかないと、後で私の命が危うくなる。
その理由は後々お話しよう。

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