銀さん､マジ苦手です 【銀魂】

新八『５話ですよ｡銀さん給料ください！』 ページ6

貴方side



『･･･もーヤダ･･･』


やっと痛みの引いた腰をあげ、見廻りのために部屋を出る。


＿＿＿「万事屋の旦那にゃ近づくな｡」

沖田の言ったことは合っている。掘り返してもアレなので､近付かないのが最良だろう｡


『見廻り行ってきまーす｡』



何事もなかったかのように歩く。団子屋、DVD屋、古本屋･･･

沢山の店の前を通りすぎ、かぶき町へ足を運ぶ。決められた見廻りルートなので仕方がないのだが･･･


まぁ、そんなに会うことも無いだろう･･･と何も異変がないか辺りを見回しながら歩いていると｡


神楽『Aアル！』

新八『あ、本当だ｡』


万事屋の従業員二人｡

『きょ、今日は銀さん居ないんだね！』


よかった､と安心すると､新八くんは


新八『何言ってるんですか？銀さんならAさんの後ろに居ますけど｡』


『･･････は？』



銀時『ヤッホー』


『きゃぁぁああぁぁ！！？？』

かぶき町に一人の女の叫び声が響き渡った｡


・


・


・


『ビックリさせないでくださいよ･･･ちょっとしたホラー映画じゃないですか･･･ッ！』


銀時『だって普通に出てきたら会ってくんないじゃん？』

うっ､と言葉に詰まる｡その通りだからだ｡


･･･そういえば｡


『そういえば私､沖田に「旦那に会うな」って言われたんで･･･逃げますね｡』


そそくさと逃げようとすると腕をガシッと掴まれる。


銀時『へぇ･･･昨日は「銀さ･･･ッ･･･！」とか言ってたのにぃ？』


『酔ってただけです！！』


とんでもないこと言ってくれましたね､と少し恥ずかしさを隠しつつ言う。


銀時『酔ってたら誰とでもヤんの？』



･････････はい？
『何が言いたいんです？』

訳が分からないという顔をしているだろう｡


銀時『･･････嘘だよ｡』


『･･････は？何言って･･･』


銀時『だーかーら､嘘！面白そうだから遊んだだけだッつーの･･･ひでぇな､本気でそんなことしねぇよ｡』


嘘･･･？あの事が、嘘｡


『･･･腰、痛かったし｡手紙あったし｡･･･説明｡』


銀時『腰はアレだろ｡空き部屋に座椅子あったからそれにぶつかったんだろ｡』


『手紙は｡』


銀時『宴楽しかったね､って事だ｡』


････････････｡



『勘違い･･･かぁ｡』

銀さんに悪いことしたな｡


銀時『でもこれからもからかってはいくから♪』

前言撤回。くたばれ銀さん｡

神楽『６話アル！定春､銀ちゃんに噛み付くネェェェェ！！』→←近藤『４話だ！あ、お妙さん！！』

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