検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,408 hit

どっちがいい? ページ4

?「あー笑った笑った…」



男の子は落ち着いたのか、散々笑った挙句私の隣に座った。



『…というかどちら様ですか?私とタメくらいに見えますけど…』



その子の格好はというと、黒い隊服?に腰には刀を身につけていらっしゃる。



?「お前さては、田舎から出てきたばっかだろ。」



『え、なんでわかったんですか?』



?「そりゃあ、この江戸に住んでて真選組を知らない奴なんていない…『し、真選組?!』…おう…」



いくら田舎の方に住んでたってその名くらいは聞いたことがある。



あの…なんか……男だけのむさ苦しい集団……だとか。



『え、じゃあ君、その歳で公務員なの?』



?「まぁそういうことでさァ。」



驚いた……人の団子勝手に食う輩が公務員……ましてや真選組だなんて……



『一応聞くけどお歳は?』



?「18。」



おう……バリバリ同い年……



?「お前さんは?」



『…18です。』



ボソッと少し小さめの声で言った。だって……同い年なのになんか、全然違う……



というかこの子なんていう名前なんだろ…顔面 まぶいとか……いや流石にないか。



『あの……お名前は?』



沖「沖田総悟。」



へー沖田くんて言うのか。



『及川Aです。』



聞かれてないけどなりゆきで私まで自己紹介してしまった。



沖「ふーんAねィ……」



どこか遠くを眺めるようにそう呟く沖田くん。視線をたどると泣いている女の子が……泣いている?




女の子「う、うわーーーんママぁーーーー!!!」



どうやら迷子らしい。



私は慌ててその子に駆け寄った。



『え、えっと大丈夫?ママ探してるんだよね…?』



私の言葉にコクリと頷く女の子。



『あそこにお巡りさんいるから、一緒に探してもらおう。あ……それだと着物よごれちゃうから…』



涙を着物の裾で拭う女の子にハンカチを2枚差し出す。



『はい、ハンカチ。白とピンクどっちがいい?』



沖「んなもんどっちでもいいわ。」



『あ、沖田くん。いつの間に背後に…』



よいせっと立ち上がり、女の子の手を握って沖田くんに耳打ちする。



『あの……交番まで案内してもらうことは……』



何せ私は今日江戸に来たばかり。交番なんてどこにあるかわからない。



沖「……ついてきなせェ。」

大丈夫?→←動作と顔面が眩しい系男子



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紺15 | 作成日時:2019年8月18日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。