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沖田さん。 ページ12

「お二人共、今日ニュースで見ましたよ。」


土「ニュース?」


沖「昨日の事件現場に、マスコミいやした。」


沖田さんがそう言うと、「あぁ」と納得したように土方さんが返す。


「真選組さんと銀ちゃんって、どんな関係なんですか?」


土「関係もなにも、俺ァできるならアイツと関わりたくねぇ。」


「え、何でですか?」


神「銀ちゃんとトシが会うとこ見たら、きっと納得するネ。」


会話から察するに相当仲が悪いのだろう。


ってか、見るからに外見というか…雰囲気も真反対だ。


あはは……なんて苦笑して返すと、栗色の…沖田さんがグッと近づいてきた。


沖「近くで見ると、やっぱアンタ相当の上玉でさァ」


「じょ、上玉…?」


なんの事でしょう…?と頭の悪い私がそう返すと、


ニヤリと笑う沖田さん。


私の何百、何千倍も綺麗な顔がより一層近づいてきて、心臓がうるさい。


神「おい、家の天使にセクハラしてんじゃねーぞクソチワワ。」


小さな身体で沖田さんを睨む神楽ちゃん。


チワワはどっちなんだろう。なんて喉から出かかった言葉を慌てて飲み込んだ。


沖「うるせぇーチャイナは黙ってろィ。」


するとまた沖田さんと視線が交わる。


ドキッと心臓が跳ねた。


土「おい総悟。そろそろ見廻りに戻んぞ。」


土方さんに首根っこを掴まれ、引きづられて強制的に見廻りに戻る沖田さん。


神「トシがいてよかったアルナ。さ、帰るアルヨ。」


すると昨日のように、腕が引ちげれるくらいの腕力で私を引っ張る神楽t…って痛い痛いっ!

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作者名:紺15 | 作成日時:2019年1月31日 17時

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