大丈夫 ページ22
桂「お前達なら大丈夫さ。」
「…ほんとに?」
桂「あぁ。」
そう言って私の頭を優しく撫でてくれるヅラ兄。
すると次第に心が安心してくる。
「今日はありがとう。ヅラ兄。えっと…お金は今ないから、今度会った時に渡すね。」
桂「気にするな。今日は俺の奢りでいいぞ。」
「やった!じゃあお言葉に甘えまーす。」
『チリンッ チリンッ』と扉にかかるベルの音がなり、
外に出る。
「銀ちゃんに謝らないと……」
それに神楽ちゃんと新八くんにも。
少し見苦しい姿を見せてしまった。
私は万事屋に向かって足を動かす。
**
ヅラside
何度も言うようだが、俺はヅラじゃない桂だ。
桂「いったい誰だ。「桂side」を「ヅラside」に変えたのは……」
Aがお店を出たあと、俺とエリザベスもあとを追うように店を出た。
…別にAのあとをほんとに追っているわけじゃないからな。
そんなことを考えながら町を散歩していると、
エ〔桂さん。あれ。〕
桂「む?」
エリザベスの指す方向には、キョロキョロと周りを見渡す銀時。
桂「何をやっているんだアイツは…」
しばらく見ていると、あちらも俺達に気づいたようだ。
が、話しかけることなく、またキョロキョロ
………
桂「おい銀時。無視とはなんだ。無視とは。」
銀「知りませーん。テメェーでググれや。」
桂「誰も意味など、聞いてない。」
銀「うっせぇーな!こっちは今A探しに必死なんだよ!!話しかけんなっ!!」
いつにもましてきげんの悪い銀時にため息が出る。
入れ違いか……
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作者名:紺15 | 作成日時:2019年1月31日 17時